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8月のクリスマス

9月23日(金・祝日)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

2005年/日本/35mm/カラー/ヴィスタサイズ/DTS/103分
イントロダクション
 病に侵され、わずかな時間しか残されていない青年・寿俊。そんな運命を取り乱すことなく受け入れ、写真館で働く彼だったが、小学校の臨時教員・由紀子との出会いが彼の毎日を変えていく。初恋のような、まっすぐな気持ちで寿俊を慕う由紀子。寿俊も彼女への想いを止められなくなってゆく。しかし本当の気持ちを言葉にできない寿俊と由紀子は、次第にすれ違い始め…。
 写真館で繰り広げられるたくさんの温かなエピソードと、輝く夏の思い出に彩られた、切ない恋。寿俊と由紀子の切ない恋が、やがてたどり着く感動のラストシーン。限られた命だとしても、由紀子を愛し続けた寿俊の愛情の深さが胸を打ち、誰の心にも人を愛する素晴らしさが湧き上がる、感涙のラブストーリーが誕生した。
 寿俊を演じるのは『月とキャベツ』(1997年/篠原哲雄監督)での主演以来、長らく映画への出演が待ち望まれていた人気ミュージシャンの山崎まさよし。ナチュラルな存在感だけではなく、物静かな寿俊の心の動きを確かな芝居で演じ切った。さらに本作では8年ぶりの主演だけではなく、サウンドトラックも担当。ラストシーンで流れる主題曲「8月のクリスマス」では温かな歌声を聴かせてくれる。デビュー10周年を記念する今年、彼のアーティストとしての活動を代表する映画がまたひとつ誕生した。
 相手役の由紀子には、瑞々しい魅力を放つ、関めぐみ。『恋は五・七・五!』(2005年/荻上直子監督)で主役に抜擢され女優デビューを果たし、近頃はCMへの出演も相次ぐ注目の女優。彼女の笑顔は本作の感動とともにいつまでも印象に残ることだろう。そんなふたりを確かな演技で支えるのは、温かく寿俊を見守る父親・雅俊に井川比佐志、兄思いの妹・純子に西田尚美、寿俊のかつての恋人・佳苗に戸田菜穂、そして寿俊の親友・亮二に大倉孝二。それぞれに泣けるエピソードで物語に奥行きを与える。長崎俊一監督の抑えた静かな演出が、珠玉のラブストーリーを生み出した。
ストーリー
 古く美しい街並みにふさわしい風格と、温かな佇まいの鈴木写真スタジオ。  父から譲り受けた写真館で鈴木寿俊(山崎まさよし)は、訪れる人々の幸せな瞬間を写真に刻み付ける、そんな仕事を楽しんでいた。周囲には隠していたが、寿俊の身体は病に侵され残された時間はあとわずか。しかし、そんな運命すら静かに受け止めて、彼は独りで消えてゆこうと決心していた。
 そんなある日、彼の写真館に小学校の臨時教員の由紀子(関めぐみ)が飛び込んできた。間もなくふたりは惹かれあうようになるが、寿俊は自分に残された時間の短さを知るからこそ、本当の気持ちを伝えることができない。一方、由紀子は寿俊への想いを募らせていく…。
スタッフ
キャスト
監督・脚本:長崎俊一
エグゼクティブ・プロデューサー:三宅澄二/森川欣信
プロデューサー:小松万智子/千村良二
音楽プロデューサー:穂苅太郎
音楽:山崎まさよし
主題歌:「8月のクリスマス」山崎まさよし(ユニバーサルミュージック) 作詞・作曲・編曲:山崎将義
ラインプロデューサー:田中敏雄
アシスタントプロデューサー:望月泰江/齋藤勇司
撮影監督:長田勇市(J.S.C.)
美術:花谷秀文
録音:武進
編集:阿部亙英
照明:祷宮信
装飾:田口貴久
音響効果:佐々木英世
VFXプロデューサー:石井教雄
スクリプター:呉美保
キャスティング:狩野直人
助監督:黒川礼人
製作担当:傳野貴之

企画:ミコット・エンド・バサラ/オフィス オーガスタ
製作:ミコット・エンド・バサラ/オフィス オーガスタ/キングレコード/S・D・P/TOKYO FM/WOWOW
配給:東芝エンタテインメント
山崎まさよし
関 めぐみ
大倉孝二
戸田菜穂
大寳智子
草村礼子

野口雅弘
諏訪太朗
西田尚美
井川比佐志

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