左より、パラダイス山元さん、関めぐみさん、山崎まさよしさん、長崎俊一監督

　ミュージシャン・山崎まさよしさんが主演をつとめる映画『８月のクリスマス』のプレミア試写会が９月21日、TOKYO FMホールでおこなわれ、山崎さん、ヒロイン役の関めぐみさん、長崎俊一監督が舞台あいさつをおこないました。
　主演だけでなく、主題歌と音楽も手掛けている山崎さんは、公開を間近に控えた心境を「深く関われた作品なので、ホッとしているのと、楽しみですね」と語り、主題歌について「主人公の心情をゆっくり語るような、観ている人が最後まで映画をゆっくりと思い出せるような歌がいいなと思っていました」と話しました。
　ヒロイン・由紀子を演じた関さんは、山崎さんの印象を「いつも自然体で、現場を和ませて雰囲気をすごく良くしてくれるので、演じる上ですごく支えになりました」と語り、長崎監督は「ぼくはただ、ふたりがそれぞれの役になっていくのを追っかけてカメラに収めていったという感じです」と山崎さん、関さんの演技を絶賛しました。

「ほんとに素晴しい映画なんで、気に入ってもらえたら、また劇場の方へ足を運んでください」とあいさつした山崎まさよしさん

「撮影から１年間経ったんですが、ものすごく長く感じて、やっとみなさんに観ていただけるのがすごく嬉しいです」と関めぐみさん

「山崎さん、関さんに出ていただいたことも含めて、運のいい映画だと思っています。この運が続くといいと思ってます」と長崎俊一監督

　そしてタイトルの『８月のクリスマス』にちなんで、日本で唯一のグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロースであるパラダイス山元さんが応援に駆けつけ、山崎さんと関さんに映画の題名が入った傘をプレゼント。ひとつの傘にふたりで入る映画のワンシーンが舞台上で再現されました。
　舞台あいさつの最後では、長崎監督は「観る人それぞれにいろんなことを感じてもらえれば何よりです」と、関さんは「しっとりとしてキレイな物語で、その中で由紀子も成長し、私も成長しがんばった作品ですので、もう一度観たいと思ったら何度でも観に来てください」と、山崎さんは「今、昔の情緒的な部分であったりとか、純粋な気持ちとかが見えづらくなってきていると思うんですけど、この映画を観ていただくと、そういった失いかけているものが蘇って、温かいものが残る作品だと思います」と、それぞれ観客へのメッセージを語りました。

　『８月のクリスマス』は、９月23日より、シネスイッチ銀座ほか、全国順次ロードショーされます。

写真：劇中のワンシーンを再現する山崎まさよしさん（左）と関めぐみさん（右）