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HINOKIO

7月9日(土)より、丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系にてロードショー

2005年/カラー/ビスタ/ドルビーデジタル/1時間51分
イントロダクション
 映画『HINOKIO(ヒノキオ)』は、ロボットの活躍を描く映画ではありません。ある日、みなさんの会社や学校に、どこかで誰かが、ある想いを込めて遠隔操作するロボットが、代理でやってきたことを想像してください。このロボットの助けにより、本来出逢うことのできなかった人同士が出逢うことができ、新しい人間関係が生まれる。これは起こる可能性のある明日という未来の姿です。そして主人公の少年が遠隔操作する二足歩行ロボット<ヒノキオ>は、言うなれば携帯電話、インターネットに次ぐ、次世代のコミュニケーションツールであり、「社会への窓」とも言えるのです。本作は、遠隔操作のロボットを現実社会のインターフェイスとして、少年・少女・大人たちが、関係が断絶した状態から再び結びついていく、人間の心を描く物語なのです。
 監督・原案・脚本そしてVFXを担当するのは『河童』、『ACRI』、映画『FINAL FANTSY』など数々の作品でVFX監督をつとめてきた秋山貴彦。20年に渡り温めた構想を、誰も観たことのないオリジナル・ストーリーに創り上げた、渾身の第一回監督作品。共同脚本は第57回米アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされ世界中で話題になった『頭山』の脚本家・米村正二と、『水の旅人』『河童』の末谷真澄が担当。さらには日本が世界に誇るVFX界の第一線の才能たちが集結し、新しいビジュアル世界をスクリーンに見事構築。音楽は『黄泉がえり』などの数々の大ヒット映画と「砂の器」などのTVドラマの音楽を多数手掛けているメロディメーカー千住明が担当。美しいピアノの旋律とオーケストレーションが、観る人の心をとらえ、涙を誘います。主題歌は今年2月にメジャーデビューを飾った18歳のシンガーソングライターYUIが、映画の世界観と完全にシンクロしたテーマソングを書き下ろした。
 出演は、中村雅俊、原田美枝子、そして牧瀬里穂と原沙知絵に加え、本郷奏多、多部美華子、堀北真希、小林涼子など、1000人に超える候補の中からオーディションにより選ばれたU-17世代を代表する期待の若手俳優たちが顔を揃えた。
ストーリー
 岩本サトル(本郷奏多)は、突然の事故で母親サユリ(原田美枝子)を亡くした。自らもそのショックからリハビリを拒否し、車椅子で生活している。そして事故から1年後、不登校に対する新しい試みとして、本人が自宅から遠隔操作するロボットによる代理登校が始まり、サトルの父親・薫(中村雅俊)は、自分が開発したロボット<H-603>を、部屋に引きこもっているサトルに与えた。サトルは部屋でロボットを操縦し、1年ぶりに学校に登校する。材料に檜(ヒノキ)が使われていることから、早速その場で「ヒノキオ」というあだ名をつけられる。ヒノキオに興味を持ったガキ大将のジュン(多部美華子)、子分の丈一(村上雄太)、健太(加藤諒)の3人は、他人とコミュニケーションをとらないヒノキオの態度が面白くなく、イジメに近い手荒ないたずらをする。そして…。
スタッフ
キャスト
原案・監督・VFX:秋山貴彦

製作代表:迫本淳一/結城徹/唯敷和彦/木村雪男/日下孝明/佐藤慶太/千草宗一郎/石川富康/三箇和彦
エグゼクティブプロデューサー:久松猛朗
プロデューサー:牛山拓二/上原英和
VFXプロデューサー:隠田雅浩
共同脚本:米村正二/秋山貴彦/末谷真澄
音楽:千住明
美術:池谷仙克
撮影:岡雅一
照明:吉角荘介
録音:瀬川徹夫

テーマソング:「Tomorrow's way」YUI(Sony Records)

製作:松竹/イマージュ/ムービーアイ/H-パートナーズ/東京電力/レントラックジャパン/タカラ/関西テレビ放送/衛星劇場/I&S BBDO
製作プロダクション:ムービーアイ エンタテインメント/イマージュ/オーヴァーロード・ピクチャーズ
配給:松竹
岩本薫:中村雅俊

岩本サトル:本郷奏多
工藤ジュン:多部美華子
昭島江里子:堀北真希
高坂スミレ:小林涼子
細野丈一:村上雄太
平井健太:加藤諒

風吹夏子:原沙知絵

坂上ユウキ:牧瀬里穂

岩本サユリ:原田美枝子

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