左より、YUIさん、秋山貴彦監督、本郷奏多さん、HINOKIO、多部美華子さん、中村雅俊さん、堀北真希さん、小林涼子さん、原沙知絵さん
心に傷を負った小学生の男の子が遠隔操作のロボットを通して学校に通い、クラスメイトと触れ合っていくという、人と人のコミュニケーションを描いた映画『HINOKIO』がこのほど完成し、7月5日に東京の丸の内ピカデリーでプレミア完成披露試写会がおこなわれました。上映前には、映画のメインキャラクターであるロボット・HINOKIOが舞台に登場。さらに原案と脚本、VFXも担当した秋山貴彦監督、主人公・サトルを演じた本郷奏多さん、サトルの父親を演じた中村雅俊さんら出演者のみなさん、映画の主題歌の作詞・作曲・歌を担当したシンガー・YUIさんも登場し、舞台あいさつがおこなわれました。
20年前からあたためていたという企画を実現させた秋山監督は「(撮影後の作業が多かったので)いつ完成したという節目がはっきりしないんですけど、今日お客さんに観ていただくということで、徐々に感慨が深まると思います。(20年前と比べ)今の方がロボットなどをリアルに感じていただけると思います」とあいさつ。
中村雅俊さんは「この映画は、VFXを駆使したそういう(派手な)映画かなと思わせつつ、すごく心温まるエモーショナルな映画です。感動したら身近な人に“良かったよ”と話して欲しいです」と映画をPRしていました。
「先入観なしに観てもらいたいです。素晴しい良い映画なんで、家族で観てもらうといいんじゃないかと思います」と話したサトルの父親役・中村雅俊さん
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主人公・サトル役の本郷奏多さん。撮影中はひとりのシーンが多かったため「さみしくて、みんながうらやましかったです」と笑いを交えつつ話していました
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学校のマドンナ・江里子役の堀北真希さん。ロボット相手の演技は「難しい部分があったんですけど、自分で想定しながらやるのは楽しかったです」
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ジュン役の多部美華子さん。ボーイッシュな役どころで「自分にボーイッシュな部分がないので、周りの男の子を観察したり、最後は想像でやりました」
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スミレ役の小林涼子さん。実際の年齢より低い小学生の役を演じることについて「あんまり悩まず、自分らしくやってみようと思っていました」
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担任教師・夏子役の原沙知絵さん。先生役について「この作品のあと先生役をやらせていただくことが増えたので、不思議なご縁を感じています」とあいさつ
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映画のために主題歌『Tomorrow's way』を書き下ろしたYUIさん。曲作りについて「映画を観て思ったこと、感じたことを曲にできました」と話していました
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「観たあとで、気持ちとか現実を見る目がちょっとでも変わっていただけたらいいな、と思いながら映画を作りました」と観客へのメッセージを話した秋山貴文監督
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この日舞台あいさつをおこなった中村さん、原さんをはじめ、牧瀬里穂さんや原田美枝子さんら、経験豊富な俳優のみなさんと、本郷さん、多部さん、堀北さん、小林さんたち、今後の活躍が楽しみな若いみなさんが、秋山監督のもと、それぞれの魅力を発揮した作品である『HINOKIO』は、7月9日(土)より、丸の内ピカデリー2ほか、全国松竹・東急系にてロードショー公開されます。
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