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何処からかやって来た、謎の生命体。“共食い”を生存目的とするヤツらは次々と人間を血祭りにあげ、そして寄生する。寄生された瞬間から、人間はバトル・モンスター“ネクロボーグ”に変わり果てる。彼らに残された道はただひとつ――それは自らの命が果てるまで、スプラッタ・バトルを繰り広げることだ!! 互いに惹かれ合いながら、その想いを伝えることができないまま、ネクロボーグに変貌してしまった男と女。非情な運命に引き裂かれたふたりの壮絶なラブストーリーを『AKIRA』を彷彿とさせるスピード感+『鉄男/TETSUO』『殺し屋1』ではなし得なかった究極の過激描写で描くのが『MEATBALL MACHINE』である。
監督は『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』『地獄甲子園』の山口雄大。これまで実写不可能といわれた人気ギャグコミックを次々と映像化し、日本映画界に新風を吹き込んだヒットメイカーが初のオリジナル作品に挑戦! 自主映画として製作されたオリジナル版『MEATBALL MACHINE』で監督をつとめた山本淳一と“最強&最凶タッグ”を組み、スプラッタ・ホラー、ヴァイオレンス・アクション、純愛ラブストーリーなど、特定のジャンルにまったくとらわれない衝撃作を完成させた。さらに、全身をメタルとチューブで覆われたパワフルかつ醜悪なモンスター“ネクロボーグ”のデザインを『ゼイラム』シリーズをはじめ『仮面ライダーZO』「牙狼<GARO>」などで国内外に圧倒的な人気を誇る鬼才・雨宮慶太が担当。また、特技監督を『自殺サークル』『恋する幼虫』の西村喜廣、アクション・コーディネイターを『ゴジラFINAL WARS』「里見八犬伝」のカラサワイサオと山口監督の盟友でありアクションチーム<ゼロス>のリーダーとしても活躍する俳優の坂口拓が担当している。
主人公・ヨウジを演じるのは、『半落ち』『世界の中心で愛を叫ぶ』高橋一生。山口監督も演出をつとめたTVドラマ「怪奇大家族」で主演をつとめた彼が、哀しきダークヒーローへと変身する。ヨウジが好意を抱く女性・サチコには『ともしび』『ガールフレンド』で主演をつとめたモデル出身の河井青葉。若手演技派として注目のふたりが、ネクロボーグのボディスーツに身を包み、まさに身体を張った演技を披露する! そして『キューティーハニー』『ガメラ3 邪神覚醒』の個性派俳優・手塚とおると、人気グラビアアイドルの山本彩乃がストーリーの鍵を握る謎の親子を演じている。
ベルギー、日本、アメリカ、カナダ、韓国など数々の国際映画祭に正式招待され、北米やドイツでの公開も決定する中、限界を超えた過激描写が影響してか、日本では一般公開が見送られてきた『MEATBALL MACHINE』。2006年はじめから海外で『Hostel』『ハイテンション』が大ヒットするなど、1970年代生まれの監督による第2次スプラッタブームが到来している。そのブームの“日本代表”であり“真打ち”となるのが『MEATBALL MACHINE』なのだ! 世界中の観客の度肝を抜き、話題と波紋を呼んだ世紀の問題作が2006年9月――ついに日本解禁となる!!
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彼女も友達もいない孤独な青年・ヨウジ(高橋一生)。小さな町工場で働く彼は、川向こうの工場に勤めるどこか影を持った女性にほのかな恋心を抱いていた。
ある晩、その女性が自分の上司に絡まれているのを見つけたヨウジは、彼女を助けようと勇気を振り絞る。上司に叩きのめされたヨウジをその女性・サチコ(河井青葉)が介抱する。実は、サチコも以前からヨウジの存在を気にかけていたのだった。しかし、ヨウジの部屋に来たサチコは、自分が父親から虐待を受けていたという事実を打ち明け、ふたりの間には気まずい空気が流れる。その瞬間、何かがサチコに飛び掛かった。それは、ヨウジがゴミ捨て場で発見し、自宅に持ち帰っていた謎の物体だった。
その物体はヨウジの目の前でサチコを襲い、サチコを瞬く間にモンスターへと変貌させてしまう。だが、彼女はヨウジを殺すことなく彼の前から姿を消す。あまりの衝撃的な出来事に気を失ったヨウジが意識を取り戻すと、そこには謎の男(手塚とおる)と彼の娘(山本彩乃)がいた。怪物“ネクロボーグ”はなぜ存在するのか? 謎の父娘の目的は? サチコへの想いを伝えることができないまま、ヨウジは壮絶な戦いに巻き込まれていく――。
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