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テニスの王子様

2006年5月13日(土)より渋谷Q-AXシネマほか全国ロードショー!

イントロダクション
 “テニプリ”の愛称で多くの読者から絶大な支持を得ている大人気スポーツコミック「テニスの王子様」が、ついに実写映画としてスクリーンに登場する。
 原作は集英社・週刊少年ジャンプで1999年に連載開始以来、コミックス発刊は2006年3月現在ですでに32巻を数え、その総発行部数は3200万部以上。クールでスタイリッシュながらも熱く、ひたむきにテニスに打ち込む登場人物たちのドラマは、若者たちの心に深く突き刺さっている。  主人公・越前リョーマ役には映画『HINOKIO』の主演で高い評価を得た本郷奏多、リョーマの所属する青春学園テニス部部長・手塚国光役にミュージカル『テニスの王子様』で同役を演じる城田優を起用。さらに青春学園のライバルである氷帝学園部長・跡部景吾役には映画、テレビで高い人気を誇る載寧龍二など、多くの若く魅力的な俳優たちが競演する。また、映画初出演となる島谷ひとみ、本格派俳優・岸谷五朗が青春ストーリーに奥行きを与える。
 テニスシーンにはこだわりが持たれており、キャストは5ヶ月にわたってプロテニスコーチ・白戸仁氏の本格的な特訓を受けた。本物だけが持つ臨場感、緊張感は、映像に圧倒的な説得力を持たせる。また、実写映像化は不可能と言われた超現実的な必殺ショットの数々も、映像製作集団「デジタル・フロンティア」によるVFXで完全再現。美しくダイナミックなテニスシーンが観客の目を釘付けにすることは疑う余地がない。
 メガホンをとるのは『Jam Films S』で瑞々しい感性を披露したアベユーイチ。彼もまたVFXの名手として知られているが、今回はコミックスの実写映画化という難題に挑み、優れたドラマ構成能力も発揮してそれを完全形としてまとめ上げる。脚本は新鋭・羽原大介が担当。アベ監督と見事な“ダブルス”を見せ、少年たちの持つ肉体的・精神的強さと戸惑いを見事に描き切る。音楽はクラシックを始め各界に高い評価で知られる岩代太郎、主題歌を新星ヒップホップユニット「Yellow Cherry」が歌い、作品を時に壮大に、時にカジュアルに…とカラフルに彩っている。
 テレビアニメ、ミュージカル、アニメ映画…とあらゆるメディアに飛び火した“テニプリ現象”は、ここへ来てついに実写映画化という一大局面を迎える。個性的なキャスト、妥協を知らないスタッフ、そして公開を今や遅しと待つ日本全国の“テニプリスト”たちによって、この作品も必ずや巨大なムーブメントを起こすことだろう。
 新たな歴史がここに刻まれ、そしてまたここから始まる――――。
ストーリー
 アメリカジュニア大会4連続優勝の経歴を持つテニスの天才少年・越前リョーマ(本郷奏多)は、伝説のテニスプレーヤーである父・越前南次郎(岸谷五朗)に呼び戻されて帰国し、テニスの名門校・青春学園中等部に編入する。南次郎の後輩の竜崎スミレ(島谷ひとみ)が顧問を務めるテニス部には、部長の手塚国光(城田優)をはじめ、個性豊かな先輩たちがいた。入部したリョーマはクールな態度で先輩たちの反感を買うが、圧倒的なテニスセンスで校内ランキング戦を勝ち上がり、1年生で初めてレギュラー入りを果たす。
 地区予選がはじまり、不動峰中学との決勝戦でデビューするリョーマ。そんな彼を観客席から見つめるひとりの少女がいた。以前、電車の中で不良に絡まれていたところをリョーマに助けられた檜垣紫音(岩田さゆり)だった。対戦中に目をケガするアクシデントに見舞われながらも、リョーマは見事に勝利をつかみ、青学は関東大会への切符を手に入れる。
 青学テニス部員たちが練習に励んでいたある日、手塚とリョーマはふたりだけで高架脇のテニスコートで打ち合った。それは「お前は、青学の柱になれ」という部長としての手塚からのメッセージでもあった。だが手塚に負けショックを隠せないリョーマは、その日以来、部活に姿を現さなくなってしまう。一方、手塚は主治医に肘の故障を指摘され、得意の“零式ドロップショット”を打つことを止められてしまう。爆弾を抱えた左腕を押さえて悩む手塚。
 関東大会を1週間後に控えた日、レギュラーメンバーが発表される。初戦の相手は跡部景吾(載寧龍二)率いる、昨年の準優勝校・氷帝学園。メンバーにはリョーマの名前もあったが、リョーマはアメリカへ帰ると言い出し、先輩たちとリョーマの間に不穏な空気が流れる。そのとき、暴力事件で青学を退学した元テニス部員のエガテ・マクラウド・檜垣(RIKIYA)が現われる。檜垣は今は氷帝学園の選手であると名乗り、リョーマを挑発して去っていく。
 そして、ついに迎えた関東大会。リョーマが現われないまま、青学と氷帝の試合が始まる。互いの全力を尽くして繰り広げられる壮絶な死闘。観客席には、それを見つめるリョーマの姿があった――。
スタッフ
キャスト
原作:許斐剛(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)

監督:アベ ユーイチ

脚本:羽原大介/アベユーイチ
音楽:岩城太郎

企画・プロデュース:松田誠
エグゼクティブプロデューサー:上羅尚治/松本慶明/鳥嶋和彦
Coエグゼクティブプロデューサー:井上孝史
プロデューサー:梅川治男
ラインプロデューサー:武石宏登
撮影:清久素延
美術:稲垣尚夫
照明:横道将昭
録音:田中靖志
編集:宮島竜治/森下博昭
スクリプター:牧野千恵子
音響効果:柴崎憲治
CGプロデューサー:豊嶋勇作
CGディレクター:土井淳
助監督:野間詳令
演出補:谷口正晃
プロデューサー補:亀田裕子
テニス担当プロデューサー:高閑者清光
テニス監修:白戸仁
主題歌「一歩目」/イメージソング「君を想う」:Yellow Cherry(DefSTAR RECORDS)
オリジナル・サウンドトラック:インターチャネル

企画:ネルプランニング
制作プロダクション:ステューディオスリー
製作:ネルケプランニング/マーベラスエンタテインメント/NAS/スカパー・ウェルシンク/集英社/松竹/テレビ東京/インターチャネル
配給:松竹
越前リョーマ:本郷奏多

手塚国光:城田優

大石秀一郎:鈴木裕樹
不二周助:相葉弘樹
菊丸英二:足立理
乾貞治:荒木宏文
河村隆:小谷嘉一
桃城武:加治将樹
海堂薫:鯨井康介

跡部景吾:載寧龍二

檜垣紫音:岩田さゆり

エガテ・マクラウド・檜垣:RIKIYA

竜崎スミレ:島谷ひとみ

越前南次郎:岸谷五朗(特別出演)

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