キリコ
人質にとられた妹のキリコ(森田彩華)を救い出すため、女殺し屋のキリナ(水野美紀)は日本刀を携え組織のアジトへと乗り込む。しかし、裏切り者を待ち受けていたのは残酷な仕打ちだった。ボスのクモタニ(山口祥行)によってキリコは頭を拳銃で撃ち抜かれ、キリナも刀で体を貫かれてしまう。
その半年後、キリコは病院のベッドの上で意識を取り戻した。ドクター・シテ(池田成志)の手によって蘇ったキリコは、復讐を遂げるためクモタニの元へと向かうが……。
こども侍
ときは現代。ロイドメガネのあどけない少年・机龍太郎(溝口琢矢)は、父親の死をきっかけに母親の故郷であるのどかな城下町へと引っ越してきた。転校早々、クラスのマドンナ的存在である百合乃(今野真菜)と仲良くなった龍太郎だったが、いじめられているクラスメイトの塩冶(神林秀太)をかばったことから、クラスのリーダー・師直(木村耕二)と対立してしまう。
過去に自分の犯した過ちを悔やむ龍太郎は、2度と刀を抜かないことを誓い、師直の挑発にも乗ろうとしない。しかし、師直はさらに卑怯な手を使おうとする……。
妖刀射程
稀代の刀匠によって打ち出された1本の太刀は多くの悲劇を呼び、やがて妖刀と呼ばれるようになった。それを憂いた刀匠の子孫は太刀と同じ鋼から脇差を作り、太刀と一対にして岩へと封印する。しかし明治末期、ひとりの兵士・岩倉(辻本一樹)が封印された太刀へと近づいた。銃という新たな鋼と共鳴した太刀は、銃と融合を果たして封印を逃れる。
そして現代、警視庁の特殊部隊SATが惨殺されるという事件が起こる。ただひとり生き残った隊員の久住(石垣佑磨)は、事件の現場で岩倉と遭遇する……。
ASSAULT GIRL 2
激しい雨が降り注ぐ荒野。丈高く生い茂った藪の中に、気配を殺して何かを待ち続ける、白い戦闘服を身にまとった美しい女(藤田陽子)がいた。無数の呪文が刻まれた長剣を手に、やまない雨の中、ひたすらときを過ごした女は、やがて接近してきた“ 何者か” の気配を察すると、長剣を抜いて鮮やかな払いで真一文字に空を斬り、忽然と出現した装甲車を一刀両断にする。粉々に散った装甲車の破片の陰から姿を現したのは、真っ黒な拘束衣に包まれ腕の自由の効かない女囚(菊地凛子)だった。そして長剣を操る女暗殺者と女囚との激しい闘いが始まった……。