口裂け女2
監督:寺内康太郎
出演:飛鳥凛 川村ゆきえ 中野英雄 斎藤洋介 岩佐真悠子 ほか
2008年3月22日(土)より渋谷Q-AXシネマ、ワーナー・マイカル・シネマズ板橋ほか全国順次ロードショー
2008年/カラー/ビスタサイズ/DTSステレオ/98分

1970年代末、小学生を中心に広まった“口裂け女”の噂は、日本全国を恐怖させた。いまだ人々の記憶に深く残るこの噂話をもとに、佐藤江梨子、加藤晴彦、水野美紀らをキャストに迎えて製作された2007年公開の映画『口裂け女』は、日本のみならず、アメリカ、アジア、ヨーロッパでも上映され話題を呼んだ。そして2008年、前作以上の恐怖描写でより“危険度”を増した『口裂け女2』が登場する!
1978年5月18日、岐阜県で起こった連続殺人事件。死者13人、負傷者52名。凶器、ハサミ――。本作『口裂け女2』は、1970年代に実際に起こった事件をベースに、ひとりの少女が過酷な運命に変貌していく姿を描く衝撃作だ。
主演には『ひぐらしのなく頃に』など、今後も出演作が控える期待の新星・飛鳥凛。本作では悲劇に襲われる主人公・真弓を熱演するとともに、主題歌「覚めない夢」も担当し、幅広い才能を見せている。そして真弓のふたりの姉を、『気球クラブ、その後』などで女優としての活躍目覚ましい川村ゆきえ、タレント活動も活発な『アインシュタインガール』などの岩佐真悠子が演じている。
プロデュースは「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズなど、数多くのホラー作品を手掛ける大橋孝史。監督と脚本は、「ほんとうにあった怖い話」などのホラー作のほか、『痴漢男』『BOYS LOVE 劇場版』など、幅広い作風でその演出力に定評のある寺内康太郎がつとめた。
映画『口裂け女2』は、時代の波に隠蔽された“口裂け女”誕生の真実に迫る!

岐阜県で養鶏場を営む沢田家。高校の陸上部に所属し、元気な高校生活を送る三女の真弓(飛鳥凛)、結婚を控えた長女の幸子(川村ゆきえ)、自立して美容室で働く二女の幸枝(岩佐真悠子)。3人の姉妹はそれぞれに幸せな日々を送り、一家は平穏に暮らしていた――あの事件が起こるまでは。
幸枝のかつての恋人・鈴木は、別れた幸枝に激しい憎悪を抱き、ついに残虐な事件を起こす。悲劇に見舞われたのは真弓だった。幸枝と間違えられ、硫酸を浴びせられてしまった真弓。半狂乱の鈴木は一家に殺意を抱くのだった。
肉体的にも精神的にも深い傷を負った真弓は、ひとり、孤独に陥る。ふたりの姉は、そんな妹をなんとか励まそうとするのだった。
そんな中、一家の暮らす町では、真弓の通う高校の生徒や卒業生が被害者となる、連続殺傷事件のニュースが飛び交っていた……。