カンフーくん
監督:小田一生
出演:チャン・チュワン 泉ピン子 藤本七海 西村雅彦 ほか
2008年3月29日(土)より新宿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町、アミューズCQNほか全国拡大ロードショー
2007年/35mm/アメリカンビスタ/DTSステレオ/ドルビーデジタル/98分

ブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リー――。これまで数多くのカンフー・スターがスクリーンに登場し、観客を魅了してきた。再びカンフー映画が流行の兆しを見せる2008年、新たに登場するカンフー・スターは、クリクリ頭のかわいい男の子だ!
中国で武術の修練に励んでいたカンフーくんは、日本で拳法の達人・泉ちゃんと出会い、やがて“最後の敵”に立ち向かう!
主人公・カンフーくんを演じるのは、中国でおこなわれたオーディションで2000人の中から選ばれたチャン・チュワン。撮影時まだ8歳ながら、実際に少林寺で学ぶ武術の迫力に加え、愛らしい笑顔が魅力だ。
カンフーくんを迎える日本側キャストも豪華な顔ぶれが揃った。中華料理屋の女将にして太極拳の達人・泉ちゃんを演じるのは、泉ピン子。出演作を厳しく吟味することで知られる彼女が、脚本の面白さに出演を即決した。
泉ちゃんの孫娘・レイコにはテレビ「天才テレビくんMAX」で人気となり『子猫の涙』などで女優としての評価も高まる藤本七海、レイコの同級生・イケメンくんには同じく「天才テレビくんMAX」出演の藤田ライアンといった期待の子役たちに加え、元モーニング娘。の矢口真里、佐藤めぐみ、桜塚やっくん、金剛地武志、武田真治、佐田真由美らがスクリーンを個性的に彩り、西村雅彦、伊武雅刀、笹野高史らベテラン勢が熟練の演技で作品に深みを加える。上野樹里、古田新太が友情出演で顔を見せるのも注目だ。
監督とVFXは、多くの作品でVFXを担当し、劇場監督デビュー作『笑う大天使(ミカエル)』がスマッシュヒットとなった小田一生。脚本は「おじゃる丸」などでファンの多いアニメ監督・大地丙太郎。アクション監督は国際的に活躍する谷垣健治。VFX、アニメ、アクション、それぞれの分野でトップクラスの才能が、強力なコラボレーションを見せる!
豪華なキャスト、スタッフにが集結して誕生した『カンフーくん』は、小さな子供から大人まで、家族全員が揃って楽しめる、激しくキュートな、究極のアクション・エンターテイメントだ!

中国・少林寺で武術を学ぶカンフーくん(チャン・チュワン)。「いちばん強くなりたい!」と願うカンフーくんは天才的な強さで試験を次々とクリア、あとひとりを倒せば免許皆伝というところまでたどりつく。しかし、その前に立ちはだかったピン・コー師匠は、カンフーくんを秘技で空中へと跳ね飛ばす。カンフーくんが倒すべき“最後の敵”は日本にいるというのだ。カンフーくんはそのまま日本へと飛んでいく。
東京の下町で中華料理店“ニュー幸楽”を営む泉ちゃん(泉ピン子)は太極拳の達人。空から落ちてきたカンフーくんを受け止めた泉ちゃんは、お腹を空かせたカンフーくんを店へと連れて行く。泉ちゃんの孫のレイコ(藤本七海)は、カンフーの達人だったおじいちゃん(伊武雅刀)に似たカンフーくんを一目で気に入り、カンフーくんはニュー幸楽で暮らすことになった。
レイコの弟として小学校に行くことになったカンフーくんは、レイコにからんできたガキ大将を見事な技でやっつけ、イケメンくん(藤田ライアン)たちレイコの同級生の喝采を浴びる。学校でも同じクラスのさゆりっぺ(矢口真里)や担任の優香先生(佐藤めぐみ)に可愛がられて、たちまち人気者になるカンフーくん。
そのころ、黒文部大臣(くろもんべ・ひろおみ:西村雅彦)が率いるゲーム会社・ブラックゲーム社は、日本支配の計画を実行しようとしていた。“黒文部省”として学校に手先を送り込み、子供たちを洗脳しようというのだ。そしてレイコたちの小学校に、黒女教師(佐田真由美)、風神(桜塚やっくん)、雷神(金剛地武志)、龍神(武田真治)がやって来た……。