池内倫子(田代さやか)は、名門・白百合川女子高校に通う超清純派の女子高生。成績優秀で困っている人を見ると放っておけない倫子の目標は医者になること。そして自立した女性として生きていきたいという理想を抱いていた。
ある日、倫子が帰宅すると玄関の扉には「差し押さえ」の貼り紙が。カラッポとなった豪邸には父親の置き手紙が残されていた。なんと会社が倒産して借金だらけ、母親は愛想をつかせて離婚して出ていってしまったというのだ。
恵まれた暮らしから一転、お金も住むところもなくなってしまった倫子は、自分の力で生きていくことを決意。求人広告片手に仕事探しに奔走するが、住むところのない女の子を雇ってくれるところなどない。そして最後に倫子が訪れたのは、バール企画という会社。実はそこはアダルトビデオ制作会社だったのだ!
危うく出演希望者と間違えられそうになったりもしたが、イケメン社長の沢倉(河合龍之介)は、スタッフの近藤(森谷勇太)や牧谷(こばん)の反対を押し切って採用を決定。こうして倫子の会社に寝泊りしながらADとして働く日々が始まった。
もともと世間知らずな上に、なにも知らない世界で戸惑う倫子は失敗ばかり。しかし、周りの人々の体調を気遣う細やかさや、めげずに努力する姿勢が、次第に周囲から認められていく。
そんなある日、沢倉の熱意が実ってナンバーワン女優の本並ゆな(紗奈)がバール企画のビデオに出演することになった。弱小メーカーの作品にゆなが出るのは異例中の異例。近藤たちのテンションも上がる中、いよいよ撮影が始まるのだが……。
18倫
監督:城定秀夫
出演:田代さやか 河合龍之介 森谷勇太 こばん 紗奈 ほか
2009年4月17日(金)〜19日(日)、シネマート六本木にて特別上映
2009年/カラー/HD/ビスタサイズ/ステレオ/65分
名門女子高に通うお嬢様が、父の会社の倒産で生活が一転。ホームレス状態になりつつもなんとか見つけた就職先は、なんとAV制作会社だった!? 「ヤングチャンピオン」(秋田書店刊)連載の松本タカの人気コミックが、まさかの実写映画化を果たした。まったく知らない世界に飛び込んで奮闘する清純派乙女を主人公にした『18倫』だ!
18歳のAV制作会社ADという、突飛な設定の主人公・倫子を演じるのは、グラビアやDVD、バラエティ番組で大人気のアイドル・田代さやか。主演作『ケータイ小説家の愛』も控え、女優としての飛躍が期待されている彼女が、本作では世間知らずで天然だけど、前向きで決してめげないヒロインをキュートに好演している。また、制服やナース服をはじめ、劇中で披露する多彩なコスプレ姿は見逃せない!
そして倫子が働く制作会社の超イケメン社長・沢倉に、ミュージカル「テニスの王子様」で人気沸騰し、ドラマ「執事喫茶へお帰りなさいませ」や舞台、映画で活躍中の河合龍之介。そのほか、森谷勇太、こばん、紗奈ら、個性あふれる共演者たちにも注目だ。
監督は『ガチバン』などをてがけ、その手腕が高く評価されている新進気鋭の映画監督・城定秀夫。人気若手男優の共演が話題を呼んだ『新宿区歌舞伎町保育園』に続き、特殊な状況の中でくじけることなく努力する主人公の姿を、笑いと感動で包んだ青春グラフィティとして届けてくれる。
- 田代さやか
- 河合龍之介
- 森谷勇太
- こばん
- 紗奈
- 加治木均
- 佐々木康二
- 持田茜
- 木村あかり
- 藤崎世璃子
- 森羅万象
- 監督:城定秀夫
- 原作:松本タカ「18倫」(秋田書店・ヤングチャンピオン連載)
- 脚本:高田亮/城定秀夫
- 製作:海津昭彦
- 企画:汐崎隆史
- プロデューサー:三波聖治/久保和明
- 撮影・照明:田宮健彦
- 録音:小林徹哉
- キャスティング:綿引近人
- ジャケット撮影:室岡浩一
- タイトルロゴデザイン:井上則人デザイン事務所
- 音楽:タルイタカヨシ
- 制作:ティーエムシー
- 制作協力:レオーネ
- 製作:ティーエムシー