中学2年生の関原翠(金澤美穂)は、両親の離婚により住み慣れた家から引越し、学校も転校することになった。新しい中学へ初めて登校した日、他人との付き合い方がよくわからない翠はクラスにとけ込めず、ひとりぼっちのままだった。
学校の屋上へのぼった翠は、同じクラスの女生徒・朝子(斉藤リナ)と出会う。朝子は新しい学校での翠の初めての友達となった。
ある日、翠が春休みの予定を朝子に尋ねると、家出するつもりだという答えが返ってきた。朝子の姉の明絵が両親に結婚を反対され自宅を出ており、朝子も両親への抗議を込めて明絵のところに家出するのだという。
両親のどちらかに引き取られるわけでもなく、双方の家を行ったり来たりしている翠。父の家に戻ると、そこには見知らぬ若い女性がいた。そして仕事に忙しい母親は、翠が部活でケガをしても大してかまってもくれない。翠は朝子に一緒に家出したいと持ちかけ、ふたりは終業式の日に家出を決行することになる。
迎えた終業式の日、翠は「家出します。探すのにかかった時間で、私への気持ちを計ります」という書き置きを残して家を出る。そして翠と朝子は明絵と合流し、明絵の家に向かうのだが――。
翠に気のある同級生の石野、女優志望の少女も絡み、翠は“はじめての家出”を経験していく。
はじめての家出
監督:菱沼康介
出演:金澤美穂 斉藤リナ 米村美咲 佐川大樹 小嶺麗奈 ほか
2009年2月14日(土)〜20日(金)、渋谷シアターTSUTAYAにてレイトショー
2009年/カラー/ステレオ/104分
両親の離婚により転校した中学生の翠。転校先の学校で初めてできた友達の朝子が春休みに家出する計画を立てていることを知った翠は、自分も一緒に家出することを決意する――。
幅広いエンターテイメントを発信し続けるエイベックスが、期待の若手俳優たちと才能あふれる監督たちとのコラボレーションにより送り出すシリーズ “avex ニュースター・シネマ・コレクション”の第4弾として公開されるのが、中学生の少女の春休みの体験を描いていく『はじめての家出』だ。
主人公の翠を演じるのはテレビドラマ「愛の劇場・愛のうた」「チーム・バチスタの栄光」に出演し、映画デビュー作となった『容疑者Xの献身』での演技が高い評価を集めている金澤美穂。翠とともに家出をする朝子には、「午後の紅茶」CMや、公開予定の『おっぱいバレー』に出演する斉藤リナ。さらに2008年ヤングジャンプ“セイコレGirls”準グランプリの米村美咲、avex audition2006出身の佐川大樹が共演。フレッシュなキャストたちがいきいきとした演技を披露している。
脚本・監督は長編映画『つづく』が第24回ぴあフィルムフェスティバルグランプリを受賞し、『最期のチャンス』が公開待機中の菱沼康介。本作では大人の都合に揺れる中学生の心理を情感ゆたかに描き出した。
主題歌は広沢タダシの「青春ランナー」。疾走感あふれるメロディーが作品のエンディングをさわやかに飾る。
- 金澤美穂
- 斉藤リナ
- 米村美咲
- 佐川大樹
- 目黒真希
- 桜井聖
- 小嶺麗奈
- 並木史朗
- 監督・脚本:菱沼康介
- 製作:松浦勝人
- エグゼクティブプロデューサー:千葉龍平
- 企画:佐藤浩輝
- プロデューサー:前島良行/新田博邦
- 脚本協力:齋藤美保
- 撮影監督:沖芝和彦
- 録音:杉田信
- 主題歌:広沢タダシ「青春ランナー」
- 企画・製作:エイベックス・エンタテインメント
- 制作協力:ミューズ・プランニング
- 企画協力:ブレス
- 配給・宣伝:エイベックス・エンタテインメント