ある日の夕方。
電車の中で号泣しているおじさんがいた。それを見つめる5人の男女。
ある理由を抱えて“泣き薬師駅”に降りた青年・龍一(大東俊介)、現在の仕事に疑問を抱きはじめているOLの桜木エリカ(戸田菜穂)、駅員の竹野(袴田吉彦)、学校帰りの女子高生・綾(佐津川愛美)、仕事帰りの洋介(遠藤憲一)。
人前で恥じらいもなく涙を流す姿に違和感を感じた5人だったが、彼ら自身にも、泣きたくなる瞬間が訪れることになる……。
そして“泣き薬師”駅に現われた白いワンピースの少女。彼女の正体とは?
泣きたいときのクスリ
監督:福島三郎
出演:大東俊介 戸田菜穂 袴田吉彦 佐津川愛美 北浦愛 遠藤憲一 ほか
2009年1月10日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー
2007年の秋、JFNグループのFMラジオ局で放送され好評を博したラジオドラマ『泣きたいときのクスリ』が映画化を果たした。
ある日、電車の中で人目もはばからずに泣いているひとりの男に気づいた5人の男女。彼らはそれぞれに、鎖のように連なった物語を織りなしていく……。
劇場版『泣きたいときのクスリ』に顔を揃えたのは充実のキャスト陣。心に傷を持った青年には『リアル鬼ごっこ』やドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」などで人気沸騰、本作が主演第2作となる大東俊介。泣くことのできないOLには、連続ドラマで幅広い層から支持の高い戸田菜穂。30歳の新人駅員・竹野には舞台、映画で活躍する袴田吉彦。迷える女子高生には、映画デビュー以降多くの賞にノミネートされる若き実力派・佐津川愛美と、国内外で高く評価された『誰も知らない』や『きみの友だち』などで存在感のある演技を見せる北浦愛。泣けない中年男に日本映画に欠かせない個性派・遠藤憲一。
監督は、東京サンシャインボーイズ出身で、脚本家・演出家として活躍する福島三郎が劇場映画初監督をつとめた。
さらに、劇中で登場人物が聴くラジオの声を、JFNグループ各局の人気パーソナリティが担当し、全国で13パターンの映画が存在するというユニークな試みがなされている。映画が公開される都市のパーソナリティがキーパーソンとなり、すべての街が物語の舞台となる、いままでにないご当地映画、それが『泣きたいときのクスリ』なのだ。
- 龍平:大東俊介
- 桜木エリカ:戸田菜穂
- 竹野:袴田吉彦
- 綾:佐津川愛美
- 麻里子:北浦愛
- 洋介:遠藤憲一
- 監督:福島三郎
- 製作:伊達寛/大橋孝史/奥出緑
- 企画:高草木恵
- プロデューサー:城田信義/平野貴之/上野境介/小野誠一
- 脚本:飯島早苗/いしかわ彰
- 撮影:榎田洋美
- 照明:渡辺大介
- 録音:中川究矢
- 美術:藤井悦男
- 音楽:河辺健宏
- 主題歌:瓜生明希葉「Tears Lile A Rain」
- 製作協力:エフエム青森/エフエム岩手/エフエム秋田/エフエム山形/エフエム山陰/岡山エフエム放送/エフエム山口/エフエム徳島/エフエム佐賀/エフエム長崎/エフエム宮崎/エフエム鹿児島
- 制作プロダクション:トルネード・フィルム
- 制作協力:ハイスクール
- 特別協賛:オロナインH軟膏
- 配給:エスピーオー/ジョリー・ロジャー