1979年、福岡県北九州の戸畑第三中学校に臨時教員として赴任してきた23歳の寺嶋美香子(綾瀬はるか)は、教頭先生(光石研)に勧められるまま、男子バレー部の顧問を引き受けた。
その男子バレー部は、平田(木村遼希)、楠木(高橋賢人)、杉浦(本庄正季)、江口(恵隆一郎)、岩崎(吉原拓弥)の5人。日頃からエッチなことばかり考えている5人は、若くて美人の美香子先生が顧問になったことに大喜びだ。美香子はさっそく練習を開始、新たに入部してきた城(橘義尋)を加えて女子バレー部と練習試合をおこなうが、結果は惨敗。それもそのはず、男子バレー部はひとつ上の中井(石田卓也)という怖い先輩にいびられたりバカなことをやらされたりで、入部してから1度もバレーをやったことがないというのだ。周りから「馬鹿部」と呼ばれているバレー部に失望し、城は部を辞めてしまった。
残った5人をなんとかやる気にさせようと、美香子は「あなたたちが頑張るなら先生なんでもするから」と宣言。「じゃあ、試合に勝ったら先生のおっぱいを見せてください!」という生徒のお願いをついつい承諾してしまう。
こうして“おっぱいの約束”をとりつけたバレー部員の5人は、見違えるようにやる気を出して練習に励みはじめた。1度は辞めてしまった城も、5人の熱意によって戻ってくる。
美香子も熱心に指導法を勉強して生徒たちを猛特訓し、生徒たちは着々と力を付けていく。だが、美香子は「生徒たちに勝つ喜びを教えたい」「でもおっぱいは見せたくない」という矛盾する気持ちに揺れていく。果たして“おっぱいの約束”の行方は?
おっぱいバレー
監督:羽住英一郎
出演:綾瀬はるか 青木崇高 仲村トオル ほか
2009年4月18日(土)より全国ロードショー
『僕の彼女はサイボーグ』『ICHI』と主演作が続く女優・綾瀬はるかと、大ヒット作『海猿』シリーズの監督・羽住英一郎。ふたりのタッグにより、ちょっとおバカで感動的なヒロイン映画が誕生した。その名も『おっぱいバレー』!
1979年、北九州の中学校に赴任してきた若くて美人の美香子先生。男子バレー部の顧問となった美香子先生がやる気ゼロの部員と交わしたのは、試合に勝ったらおっぱいを見せるというありえない約束。部員たちは見違えたように練習に打ち込んでいき、メキメキ力を付けていく。大ピンチとなった美香子先生の運命は?
原作は、脚本家としても活躍する水野宗徳が実話をもとに執筆した同名の青春小説。タイトルのインパクトと、そこからは想像できない感動的な内容で話題になった原作に羽住監督が着目。監督のぜひにとの要望で映画化が実現した。
美香子先生役の綾瀬はるかはキュートなコメディエンヌ振りを披露するとともに、迷いや葛藤を抱えた23歳の女性像を等身大に演じてみせた。その姿は多くの観客の共感を呼ぶに違いない。
共演には、青木崇高、仲村トオル、光石研、石田卓也、大後寿々花ら、ベテランから若手まで実力派が顔を揃えた。そしてバレー部員を演じるのは『チェスト!』の高橋賢人らオーディションで選ばれた個性豊かな現役中学生6人。中学生らしいかわいい下心をリアルに表現する。
北九州オールロケによる1970年代の懐かしい風景の中で繰り広げられる『おっぱいバレー』は、世代を越えて届く青春エンターテイメントだ。
- 寺嶋美香子:綾瀬はるか
- 堀内健次:青木崇高
- 城和樹:仲村トオル
- 中井先輩:石田卓也
- 中学時代の美香子:大後寿々花
- 美香子の元カレ:福士誠治
- 教頭先生:光石研
- 竜王中男子バレー部コーチ:田口浩正
- 美香子の恩師・原田先生の妻:市毛良枝
- 平田育夫:木村遼希
- 楠木靖男:高橋賢人
- 城良樹:橘義尋
- 杉浦健吾:本庄正季
- 江口拓:恵隆一郎
- 岩崎耕平:吉原拓弥
- 監督:羽住英一郎
- 原作:水野宗徳「おっぱいバレー」(リンダパブリッシャーズ刊)
- 脚本:岡田惠和
- 製作:堀越徹/千葉龍平/阿部秀司/上木則安/遠藤茂行/堀義貴/高垣慎一郎/平井文宏
- エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治/堀健一郎
- Coエグゼクティブプロデューサー:菅沼直樹
- プロデュース:堀部徹
- プロデューサー:藤村直人/明石真弓
- Coプロデューサー:毅田正仁
- 撮影:西村博光(J.S.C.)
- 照明:三善章誉
- 録音:柳原文彦
- 美術:北谷岳之
- 音楽:佐藤直紀
- 主題歌:Caocao「個人授業」(avex trax)
- 制作プロダクション:ROBOT
- 製作:日本テレビ放送網/エイベックス・エンタテインメント/ROBOT/ワーナー・ブラザース映画/東映/ホリプロ/読売テレビ/バップ/STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS
- 共同配給:ワーナー・ブラザース映画/東映