
大橋可奈(大島優子)の周囲でテケテケによる惨劇が起こってから1年。恐怖はまだ終わってはいなかった。またしても、線路の上に架かる歩道橋の上で、テケテケによって上半身と下半身がまっぷたつにされる事件が起こった。
事件の翌日、高校生の水谷菜月(岩田さゆり)は、幼なじみの中島玲子(仲村みう)と登校の途中に、事件現場の歩道橋を通りかかった。菜月は警察による捜査がおこなわれる様子を興味津々で眺めていた。
学校に着いてからも菜月はクラスメイトたちとテケテケの噂話で盛り上がる。一方、委員長の玲子は、クラスのリーダー格の刀根エリカが文化祭の打ち合わせを無断でさぼったことを注意するが、それがきっかけでエリカの反感を買ってしまう。エリカはクラスメイトを先導して玲子を仲間外れにし、玲子を孤立させるために菜月も自分たちのグループに引き入れようとするのだった。
やがて玲子へのイジメはエスカレートしていき、菜月も玲子を気にかけながらもエリカたちの誘いを断れない。ひとりで帰る玲子は、事件のあった歩道橋の上で怪しい気配を感じた――。
玲子のイジメに加担していた葉山さやかがあの歩道橋で惨殺され、エリカたちの間に動揺が広がる。さやかは、死の直前に玲子に呼び出されていたという。これは玲子の復讐なのか? 玲子は菜月に告げる。「テケテケはいるのよ」と。
またひとりクラスメイトから犠牲者が出る中、菜月はテケテケを生んだと言われる60年前の“鹿島礼子”事件の真相に触れていく――。