
ファッション誌のモデルとして大人気、映画やテレビでも活躍中の臼田あさ美が待望の映画初主演を果たす。初主演作『ランブリングハート』は、性格の対照的な双子の姉妹が主人公のポップでキュートなロマンティック・ラブコメディーだ。
映画『色即ぜねれいしょん』でヒロインを演じるなど、女優としても注目度上昇中の臼田あさ美が今回は一人二役に挑戦。恋に夢を持たない現実主義者の姉と奔放な恋を繰り返す妹という正反対の姉妹を、かわいく魅力的に演じわけている。
そして相手役にも、いま話題の若手男優が起用された。ミュージカル「テニスの王子様」で人気を集め、映画『カフェ代官山』シリーズや『僕らの方程式』に出演、「仮面ライダーW」の主演に抜擢されてさらにファン層を広げている桐山漣。同じくミュージカル「テニスの王子様」に出演し『クローズZEROII』や『ごくせん THE MOVIE』と話題作への出演が続く大口謙吾。人気と実力を兼ね備えた期待の男優ふたりが、それぞれの魅力を存分に発揮する。
さらに、斎藤洋介、鈴木砂羽、大和田伸也らベテラン俳優陣に加え、ダイアモンド☆ユカイら異色のキャストにも注目だ。
監督は『LOVEHOTELS ―ラヴホテルズ―』『ヘイジャパ』『アリア』の村松亮太郎。脚本は、劇団“KAKUTA”主宰の桑原裕子。独特の映像美で海外の映画祭でも評価の高い村松監督の映像センスと女性ならではの感性あふれる脚本のコラボレーションにより、この作品ならではのキラキラとした世界が生み出された。
いま、恋をしていない人も、この映画を観たら恋に一歩を踏み出したくなる。そんな気持ちにさせてくれるポジティブなラブストーリーの登場だ。

OLの千早翠(ちはや・みどり:臼田あさ美)は「高い理想は求めない、低いところで妥協しない」という徹底したバランス思考の持ち主で、そんな考え方にピッタリの会社の先輩・有馬克也(大口兼悟)と付きあっている。交際半年でプロポーズをされて着々と結婚の準備を進めているが、キスは何度もしているものの、体の関係はまだない。
そんな翠が暮らすマンションは、ラブホテルの真向かいだ。ある夜、翠は向かいのラブホテルの窓に、知らない女性と一緒の克也の姿を見てしまう。翠がショックを受けているところに、双子の妹・葵(あおい:臼田あさ美/二役)がやってきた。
翠とは対照的に「人生はギャンブル」が信条の葵は、高校生のときから何度も駆け落ち騒ぎを起こしてきた。翠が恋愛についていたって現実主義で夢を持たないのは、葵への反発でもあるのだ。今度も葵は1ヶ月前にテレビ番組の企画で実家に滞在したスターの伊月航(ダイアモンド☆ユカイ)を“運命の人”だと感じ、伊月を追いかけて家出してきたのだという。
迷惑がる翠だったが、葵は伊月に会えるまで帰る気はないらしい。葵は翠の部屋に居候を決め込むと向かいのラブホテルでバイトを始め、クールな南真智(桐山漣)やユニークな従業員たちに囲まれて仕事に励みながら、伊月との再会に夢を膨らませるのだった。
一方、克也の浮気が気になって落ち込む翠は、夜の公園でストリートパフォーマンスをしているピエロに励まされて少し元気を取り戻す。しかし、なんとしても伊月に会おうとする葵のおかげで、翠も思わぬ事態に巻き込まれる羽目に……。翠と葵、それぞれの恋の行方は?