
耳が聞こえない中学生の優紀(大場はるか)は、ある日、街角のビジョンに映し出されたダンスグループ・RIP☆GIRLSの映像に目を奪われる。母の志摩子(渡辺真起子)が仕事で忙しくひとりで過ごすことの多い優紀は、部屋でRIP☆GIRLSのDVDを大音量で再生すると、スピーカーの振動を感じながらDVDに合わせてダンスを踊るのだった。
そんな優紀は、学校の帰り道、女の子たちのダンスチーム・Jumping girlsが練習しているのを見かけた。こっそりと練習を覗きダンスの真似をしていた優紀に、キャプテンの麗奈(普天間みゆき)が声をかけてきた。優紀の耳が聞こえないことに気づいた麗奈は手話で話しかけ、踊ってみないかと優紀を誘う。1度見ただけで麗奈のダンスを真似てみせる優紀にメンバーは驚く。
こうして、優紀はJumping girlsに加わることになった。ダンス大会出場を目指してJumping girlsは練習に励む。音が聞こえないハンディを乗り越えようと、ほかのメンバーが帰ってからも自主練習を続ける優紀と、それにつきあう麗奈。
一方で、ダンスの楽しさを知った優紀は聾学校の同級生たちからの遊びの誘いを断ることが増えていた。仲のよかった下級生の理奈(川元みく)との約束も忘れてしまい、理奈との間に溝ができてしまう……。
そんな中、麗奈が練習場に松葉杖をついてやって来た。メンバーを指導するジュリ(池田光咲)は、不注意でケガをしたという麗奈に厳しい言葉をかける。大会まで時間はわずか。麗奈抜きでの練習を何回か重ねたのち、ジュリは麗奈の代わりのセンターポジションに優紀を指名した。それまで練習でセンターをつとめていた美希(梅本静香)は、その決定に不満を隠せない。
少しずつズレはじめたJumping girlsの歯車。果たして、Jumping girlsは無事に大会に出場することができるのか?