(寄性獣医 鈴音 GENESIS』ストーリー)
ある夜、物音に目を覚ました少女が見たのは、黒服の男に父親が襲われている光景だった。銃を向ける男から逃れ、少女は雨の中をあてもなく走った……。やがて年月が過ぎ、少女は美しい女性に成長していた。彼女の名は、有薗鈴音(吉井怜)。
街では、謎の寄生虫の感染者が増加していた。寄生虫は宿主の性欲と運動能力を増大させる。虫に寄生された人間は、淫らになり、常人を超えたパワーを発揮するのだ。本間動物病院の獣医である鈴音は、寄生虫を食べるように品種改良されたカエルのカンテツをパートナーに、寄生虫の駆除をおこなっていた。
虫に寄生されたOLの京子を助けた鈴音は、寄生虫の感染経路を明らかにするため京子のマンションを調査する。鈴音が目をつけたのは、ネットで販売されているというアンチエイジングのサプリメントだった。
寄生虫の感染がさらに広まる中、鈴音は寄生虫の特徴が、父である有薗博士(螢雪次朗)がかつて研究していたものと似ていることに気づいていた。寄生虫の蔓延に父が関係しているのではないか? 父の失踪以来、鈴音の親代わりとなってくれた院長の本間(木下ほうか)は、なにかを知りつつもはっきりと語ろうとはしない。
わずかな手がかりからサプリメントの流通経路を探ろうとする鈴音。そんな鈴音の前に現われた鬼頭高哉(高野八誠)は、鈴音に衝撃の事実を告げる……。
そして浮かびあがるのは、警察も手出しできない権力を持った鬼頭財閥の存在。父と財閥の関係は? 真相を追い求める鈴音の前に、サディスティックな笑いを浮かべる尚美(神楽坂恵)が立ちはだかる……。
寄性獣医 鈴音 GENESIS×EVOLUTION
監督:金田龍
出演:吉井怜 高野八誠 神楽坂恵 木下ほうか ほか
2011年11月26日(土)より『寄性獣医 鈴音 GENESIS』、12月3日(土)より『寄性獣医 鈴音 EVOLUTION』池袋シネマ・ロサにて2作品連続公開
2011年/カラー/R-15+
人を淫らにする謎の寄生虫が蔓延する街。美しき獣医・有薗鈴音(ありぞの・すずね)は、寄生虫増殖の謎に立ち向かう! 有料ダウンロード数1500万を越える人気ケータイコミック「寄性獣医・鈴音」が実写映画化を果たした。『寄性獣医・鈴音 GENESIS/EVOLUTION』は、エロスとアクション、SFが融合したエンターテイメントムービーだ!
原作のデザインを再現したセクシーな衣裳に身を包んで主人公の鈴音を演じるのは吉井怜。久々の“闘うヒロイン”役で激しいアクションに挑戦しているのはもちろん、エロティックなシーンも体当たりで演じてみせた。
そして、鈴音の前に立ちはだかる敵・尚美役で『童貞放浪記』『冷たい熱帯魚』など話題作への出演が続く神楽坂恵が持ち前のエロスを披露するほか、鈴音に関する秘密を知る男・鬼頭高哉に高野八誠、鈴音の親代わりである獣医の本間に木下ほうか、失踪した鈴音の父・有薗博士に螢雪次朗と、バラエティに富んだキャストが顔を揃えた。
監督はデビュー作『満月のくちづけ』や人気ライトノベルを映画化した『ブギーポップは笑わない』などファンタジー作品を得意とする金田龍。アクション監督に平成ガメラシリーズのスーツアクターとしても知られる大橋明、VFXスーパーバイザーに世界から注目される鹿角剛司と、人気シリーズ「牙狼」にも参加するスタッフが集結、迫力の映像を生み出した。
また、主題歌を歌うのはロックシンガー・中島卓偉。パワフルなサウンドが作品のエンディングを飾る。
鈴音の「誕生編」ともいえる『GENESIS』と、さらなる進化を遂げる『EVOLUTION』の2作品連続公開で、エロスとバイオレンスと狂気の「鈴音」ワールドがいま、開かれる!
- 吉井怜
- 高野八誠
- 神楽坂恵
- 木下ほうか
- 倉貫匡弘
- 深水元基
- 久保ユリカ
- 前田優希
- 星野あかり
- 螢雪次朗
- 監督:金田龍
- 原作:春輝「寄性獣医・鈴音」(竹書房・バンブーコミックス刊)
- 脚本:藤岡美暢/小林雄次
- 製作統括:福原英行/百武弘二
- エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫/村上比呂夫
- プロデューサー:川崎岳/川上泰弘/原和政
- 撮影:小林嘉弘
- 照明:大町昌路
- 録音:山田均
- 美術:亘勇樹
- 編集:藤田真一
- 助監督:土岐洋介
- 制作担当:伊東祐之
- アクション監督:大橋明
- VFXスーパーバイザー:鹿角剛司
- 音楽:三澤康広
- 主題歌:中島卓偉「BOOM BOOM BOOM」(『GENESIS』)「Long Way」(『EVOLUTION』)(ゼティマ/アップフロントワークス)
- 制作:オフィスハラ
- 制作協力:ケイズエンターテインメント
- 製作:東映ビデオ/ショウゲート
- 配給・宣伝:東映ビデオ