ハニー・フラッパーズ
監督:笹木恵水
出演:坂口杏里 川村ゆきえ 矢吹春奈 森下悠里 岸明日香 ほか
2014年9月13日(土)より シネマート六本木ほか全国ロードショー
2014年/カラー/ビスタサイズ/5.1ch/75分|PG12

就職活動に励んでいるが不採用続きの女子大生・実加。友人に誘われて六本木のキャバクラに体験入店した実加は、いままで知らなかった世界で、次第に強く、たくましくなっていく――。
バラエティ番組やグラビアで大活躍する美女たちの共演で、キャバクラの世界を描く異色の人間ドラマが誕生した。六本木を舞台に、ひとりの女子大生の視点からキャバクラ嬢の生き様を描いていく『ハニー・フラッパーズ』だ!
体験入店でキャバクラの世界に飛び込む主人公・実加を演じるのは坂口杏里。映画初主演となる本作ではテレビなどで見せるキャラクターとは一転、不安を抱えながらもキャバクラという場で徐々に成長するヒロインを好演してみせた。そして、川村ゆきえ、矢吹春奈、森下悠里、岸明日香、杏さゆり、折井あゆみ、階戸瑠李、紗綾、仁藤みさき、川辺優紀子と、グラビアに演技に活躍する11人が豪華共演。坂口、川村、矢吹、森下、岸、折井、階戸、紗綾、仁藤に本作で女優デビューを飾る現役キャバ嬢・みなみを加えた10人は、ユニット“Honey Flappers”として主題歌も担当している。
また、男性キャストも、JOY、湘南乃風のリーダー・RED RICE、松村邦洋と、個性豊かな面々が顔を揃えた。
メガホンをとったのは、これまでショートフィルムが高く評価され、本作が商業長編初監督となる1987年生まれの女流監督・笹木恵水(ささき・めぐみ)。女たちのドラマを女性の目から描き出してみせた。
キャバクラ嬢の姿をリアルに描いて話題となった『ユダ』に続き、再びスクリーンにキャバクラの世界を届ける『ハニー・フラッパーズ』は、自らの生き方に誇りを持った女たちの群像劇だ。

桐島実加(坂口杏里)は就職活動中の女子大生。しかし引っ込み思案の上、面接で自分のやりたいことを尋ねられてもうまく答えることができず、まだひとつの内定も得られていない。
友人の麻衣(岸明日香)は、そんな実加を六本木のキャバクラ「クラブ・ハニー」の体験入店へと誘う。気分転換の1日だけのバイトのつもりだったが、酔っ払った麻衣がトラブルを起こし、その埋め合わせのために実加と麻衣はクラブ・ハニーでのバイトを続けることになった。
まったく知らないキャバクラの世界に飛び込むことになった実加。初日から店のナンバーワンキャバ嬢・サキ(矢吹春奈)に厳しい叱責を受ける実加と麻衣だったが、サキや花枝(川村ゆきえ)たち先輩キャバ嬢の姿からプロとして働くことの意味を学んでいく。そして、初めての指名客との出会いや、優香(折井あゆみ)や由真(紗綾)も巻き込むある事件など、クラブ・ハニーでの経験のひとつひとつが、実加を少しずつたくましくしていく。
ある日、クラブ・ハニーに他店からの移籍で新たなキャバ嬢・亜里沙(森下悠里)がやって来た。亜里沙はその美貌で客の注目を集めるだけでなく、店のピンチも救うテキパキとした仕事ぶりで、たちまちほかのキャバ嬢たちや店のスタッフの信頼も得ていく。サキに代わって亜里沙が店のナンバーワンになるのも遠くない――。そんな空気がクラブ・ハニーに広がりだしていることに、サキ自身も気づいていた。
そして先輩キャバ嬢たちの背中を見つめる実加も、やがてある選択を迫られることになる――。