欲望と犯罪が渦巻く街。不動龍(眞木大輔)は、仲間のトシ(大東駿介)と弟分のタカシ(中野明慶)と3人、車の中で「そのとき」が訪れるのを待っていた――。
盗みのプロである龍が狙っているのは、高価な貴金属などであふれる質屋「K」。ヤクザ相手にも怯むことのない、かなりヤバい男・児玉源治(武田真治)が店主をつとめる店だ。夜になり、児玉が閉店した店をあとにしたところで店に侵入しようとした龍たちだったが、予定外の事態が起こった。いつもならすぐ帰るはずのアルバイト店員・加藤新平(橋本一郎)が店に残っているのだ。だが今日を逃せば店に忍び込むチャンスはない。龍は、計画の実行を決意する――。
客に偽物をつかまされ、加藤は落ち込んでいた。騙された分はバイト代から天引きとなり、このままでは「ある決意」を実行することができない。思わず加藤は、店のショーウィンドウに並ぶアクセサリーに手を伸ばす――。そこへ、思わぬ訪問者がやって来た。店の客である柿ノ本剛(谷内伸也)だ。柿ノ本は、質入れした品を取り戻しに店に来たのだが――。
一方、龍たち3人は、タカシの錠前明けの腕前とトシのハイテク技術によって店の警備システムをくぐり抜け、店内に潜入していた。タカシは高価な品物を次々とカバンに放り込むが、龍が探し求めるものはそこにはなかった――。
やがて、店の清掃アルバイト・相原卓也(佐藤大樹)も店に来る中、加藤は龍たちの侵入に気づいていく。店に混乱が訪れる中、刑事の君島総一郎(平田満)までがやって来て、さらに――。
8人の男が集まった「K」でなにが起こる? そして龍の目的は一体!? 永い一夜が始まろうとしていた――。
俺たちの明日
監督:中島良
出演:眞木大輔 大東駿介 中尾明慶 武田真治 平田満 ほか
2014年4月5日(土)より 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2014年/カラー/108分
伝説のお宝目当てに、怪しげな品まで扱う質店「K」に忍び込んだ盗みのプロ・不動龍。ところが思わぬ事態が重なり、龍は仲間とともに店内に閉じ込められる羽目に。おまけに龍に恨みを持つ刑事や、かなりヤバい「K」の店主までやって来て――。
『俺たちの明日』(おれたちのあした)は、それぞれの事情を抱えて追い詰められた8人の男たちが、密室を舞台に繰り広げる先の読めないアクション・サスペンスだ!
密室に閉じ込められる8人の男たちには、主演をつとめる人気グループ・EXILEのパフォーマー・MAKIDAIこと眞木大輔をはじめ、大東駿介、中尾明慶、平田満、武田真治、ダンス&ボーカルユニット・Leadの谷内伸也、橋本一郎、GENERATIONS from EXILE TRIBEサポートメンバーの佐藤大樹と、若手からベテランまで多彩なキャストが揃った。また、密室の外から男たちに関わる役を中村靖日、佐津川愛美の実力派俳優が演じ、作品の奥行きを深める。
脚本は舞台の作・演出も手がける岡本貴也、監督はテレビ作品や舞台映像など幅広く活躍する中島良。映画『スイッチを押すとき』の脚本・監督で注目を集めたふたりが再びコンビを組み、密室劇という題材に取り組んだ。
登場人物ひとりひとりの強烈な個性を表現する俳優陣の演技と激しいアクション、そしていくつもの仕掛けで観客を翻弄していくかのようなストーリーと緊迫感あふれる演出が、既存の密室劇のイメージを覆していく。アジア圏ノワール映画のような無国籍な雰囲気も漂わせる『俺たちの明日』は、まさに新感覚の密室サスペンスと呼ぶべき作品だ。
8人の男たち、そして観客は“彼らの明日”に、一体なにを見るのか!?
- 不動龍:眞木大輔
- 小田切俊郎(トシ):大東駿介
- 横倉貴史(タカシ):中尾明慶
- 柿ノ木剛:谷内伸也(Lead)
- 加藤新平:橋本一郎
- 相原卓也:佐藤大樹
- 原心愛(はら・ここあ):佐津川愛美
- 木戸誠:中村靖日
- 児玉源治:武田真治
- 君島総一郎:平田満
- 監督:中島良
- 脚本:岡本貴也
- 企画・プロデュース:木村元子
- プロデューサー:本郷達也
- ラインプロデューサー半田健
- 撮影:猪本雅三
- 照明:赤津淳一
- 録音:尾崎聡
- 美術:高橋努
- 装飾:谷田祥紀
- VFX:石田肇
- ヘアメイク:内城千栄子
- 衣裳:岡本佳子
- 助監督:斉藤博士
- 音楽:KYOHEI(Honey L Days)
- 主題歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE「REVOLVER」
- 製作:「俺たちの明日」製作委員会
- 制作プロダクション:メディアミックス・ジャパン
- 配給:ティ・ジョイ