うわこい/うわこい2
監督:吉村典久(『うわこい』)/石川均(『うわこい2』)
出演:柳ゆり菜 石川知之 本山なみ ほか
2014年5月31日(土)より『うわこい』、6月21日(土)より『うわこい2』、シネマート六本木にて公開
2014年/カラー/ステレオ/HD/111分(『うわこい』)・106分(『うわこい2』)
幼なじみでとある事情から同居中の高校生カップル・ユノとユキテル。いつも仲のいいふたりだったが、転校生の美少女・早乙女レナがやってきた日から、ユノとユキテルの毎日は大きく変化していく……。
高校生の禁断の三角関係をエロティックな描写も織り交ぜて描く糸杉柾宏の人気コミック「うわこい」(少年画報社「ヤングキング」連載中)が、前編『うわこい』、後編『うわこい2』の二部構成で実写映画化を果たした。
ヒロインの桐島ユノ役で主演をつとめるのはグラビアアイドルの柳ゆり菜。2013年に「smart Boys & Girlfriendオーディション」で特別賞を受賞、コミック誌グラビアやバラエティ番組で活躍する期待の新星だ。映画初出演・初主演となる本作では、明るく前向きな一方で独占欲の強さも覗かせるユノをしっかりと演じきり、女優としてのたしかな資質を感じさせる。
ユノの彼氏・環ユキテル役には俳優集団“劇☆男”のメンバーで舞台やドラマなどで活躍する石田知之。そしてもうひとりのヒロイン・早乙女レナは『うそつきパラドクス』で鮮烈な主演デビューを果たした本山なみが演じ、大胆な演技を見せる。
前編『うわこい』は近年『疾風・虹丸組』『いけない!ルナ先生』などコミックの映画化作を続けて手がけている吉村典久、後編『うわこい2』は『集団殺人クラブ』シリーズや『ごくつまの恋』などの石川均が監督。徐々にエスカレートする関係がスリルも感じさせる前編、平安時代の古典「狭衣物語」をモチーフに取り入れ怒涛の展開を見せる後編と、それぞれの魅力を持つ2編が連携し、登場人物たちの危うい関係をヴィヴィッドに描き出していく。
背徳の甘美な誘惑と、転落の先に待つもの……。魅力的な若手キャストが挑む禁断のラブストーリーが、いま幕を開ける。
うわこい
桐島ユノ(柳ゆり菜)と環ユキテル(石田知之)は同じ高校に通う幼なじみ。ユキテルは事情があって小さなころからユノの家で暮らしており、学校でも仲のいいふたりはクラスメイトから「夫婦」とからかわれることもある公認カップルだ。
そんなふたりのクラスに、早乙女レナ(本山なみ)という転校生がやってきた。ユキテルは、不思議な雰囲気を持ったレナのことがなんとなく気になる。そしてある日の放課後、誰もいない教室でユノを待っていたユキテルの前にレナが現れ、思わせぶりな態度でユキテルに迫ってくる……。
ユキテルがレナと関係を持ってしまう一方、ユノはなかなか友達のできないレナを気にかけて少しずつレナと親しくなっていく。自分の知らないところでレナとユキテルが関係を持っているとも知らずに……。
うわこい2
クラスメイトの夢乃カオリ(事原みゆ)に誘われ、カオリの家に遊びに行ったユノとユキテル、レナ。カオリの両親は留守で、ユノとユキテル、レナは、友人カップルとともに危険な“ゲーム”に興じることになった。ゲームを通してお互いの気持ちをたしかめあったユノとユキテルだったが、カオリの挑発に乗るようにして、ユノは新しい“ゲーム”を始める。それは、ユキテルをレナに「貸す」こと……。
ユノのことを想いながらもレナとの関係を断ち切れず、想い悩むユキテル。そんなユキテルに、ユノは小さなころふたりが交わしたある「約束」の話をするのだが、ユキテルはその“約束”を思い出すことができない……。
ユノとユキテル、レナが描いていく危ういバランスの三角形。その行く先は……?