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舞台あいさつ中に三角関係のもつれによるバトルが勃発? 『うわこい』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった本山なみさん、柳ゆり菜さん、石田知之さん(前列左より)。宮崎寿々佳さん、吉良竜矢さん、城戸桃さん、石川均監督、吉村典久監督(後列左より)。柳さんと本山さんは劇中の制服衣裳で、城戸さんは劇中の着ぐるみ姿で登場

 高校生の三角関係を描いた人気コミックをグラビアアイドル・柳ゆり菜さんの主演で映画化した『うわこい』が5月31日にシネマート六本木で初日を迎え、柳さん、共演の石田知之さんと本山なみさん、吉村典久監督が舞台あいさつをおこないました。
 雑誌「ヤングキング」連載の糸杉柾宏さん作の同名コミックが原作の『うわこい』は、高校生の桐島ユノが主人公。ユノの幼なじみで周囲も認める恋人の環ユキテルと転校生の美少女・早乙女レナが関係を持ってしまったことから始まる危うい恋愛ストーリーが、前編『うわこい』と後編『うわこい2』の二部構成で描かれていきます。
 ユノを演じた柳さんは映画初出演にして初主演。舞台あいさつも初めてで「とても緊張しています」と口にしつつも「お芝居も一からという感じで、それで主演だったのでほんとに緊張して不安が大きかったんですけども、ユノを演じるために未熟ですが精一杯勉強しながら頑張りました。でも、ユノはすごい無邪気で明るい役だったので、そういう性格は自分の中にあるので、そういう部分はすごく演じやすかったです」と、しっかりと笑顔でコメント。撮影は「楽しかったです」と振り返りながら「ユノの役どころとしてちょっと暗い部分も持っている女の子なので、そういった部分を明るさと一転して出すのがすごい難しかったです」と、ユノというキャラクターの複雑さもうかがわせました。
 ユノと付き合いつつレナやほかの女性と関係を持つユキテルを演じた石田さんは「ユキテルはおとなしいんですけど女性に対してはいろいろな人と関係を持ってしまうところが共感できなくて、ユノに対してレナに対してどう思っているのか精神面で探るのが大変でした」と役柄について語り、レナを演じ大胆なラブシーンも演じている本山さんは「前回(映画デビュー作でやはり大胆なラブシーンを演じた『うそつきパラドクス』)は初めての映画出演で気持ちに全然余裕がないものだったんですけど、今回は石田さんが(映画出演が)初めてと聞いたので、リードしようと思って。でも途中から石田さんがコツを掴んだのか、リードされる側になっていて(笑)」と、役柄同様ちょっと大胆な発言で会場を沸かせました。

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映画初出演で「グラビアとお芝居とは全然違いますね」という桐島ユノ役の柳ゆり菜さん。「ほんとに未熟でまだまだな私ですけど全力で挑ませていただいたので、ぜひ温かい目で楽しんで帰っていただけたらなと思います」

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「本山さんが体を張っているラブシーンは、原作でも売りになっているので観ていただきたいんですけど、ぼく的にはユキテルの感情がどう変化するのかにも注目して観ていただきたいですね」と環ユキテル役の石田知之さん

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「場面場面に監督のフェチが出ていますよね(笑)」という早乙女レナ役の本山なみさん。この日の暑さにちなみ「ドロドロした映画ですけど濡れ場とかプールの涼しいシーンもあるので、涼しく帰っていただけたらなと思います」

 舞台あいさつの中盤には、ゲストとしてユノの妹・ナギを演じた城戸桃さんと主題歌を歌う宮崎寿々佳さん、6月公開の『うわこい2』に出演する吉良竜矢さんと同作のメガホンをとった石川均監督も登場。
 着ぐるみ姿で男言葉を喋り、なにかというとユキテルを殴る独特なキャラクターのナギを演じてコミカルな場面で活躍する城戸さんは「普段着ない格好で、普段言わない言葉を使って、普段しないような殴り方もして、すごい緊張緊張で大変だったんですけど、(映画全体が)重い内容だったりもするので、そういう面ではナギ役にいいキャラを出せたんじゃないかなと思っております」とコメントし、宮崎さんは主題歌「cry」の歌詞が映画の展開に沿ったユノの気持ちを歌っていると説明し「この想いがユキテルに届いてほしいという気持ちで歌いました」と曲に込めた想いを述べました。

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「ドロドロしたものがあると思うんですけど、後編はもっとドロドロするかもしれません(笑)。なのでみなさん後編も楽しみによろしくお願いします」と、後編『うわこい2』に登場するトオルを演じた吉良達矢さん

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「原作を読んだら“これを映像化しちゃうのか!”って思うくらい過激だったりもするんですけど、愛の大切さとかもわかる作品になっているので、ぜひ楽しんで観ていただけたら嬉しいです」と桐島ナギ役の城戸桃さん

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「私もマンガを読ませていただいて、過激は過激なんですけど、それだけじゃなくハッとするところとか“ああ、よかった”と思うところもいくつもあるので、楽しみにしていてください」と主題歌を歌う宮崎寿々佳さん

 キャストの多くが映画について「ドロドロした」と表現する中、石川監督は「ドロドロした話と言っていますけど、この役者さんたちが素敵な魅力でそれを越えてピュアで優しいところに到達しちゃったりもしていて、それは役者さんたちの力だと思うので、そこのところを観てやってくださいませ」と、キャストに賞賛の声を贈りました。

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「あんまり(自分が)喋っても仕方ないので」と、トークはキャスト陣に譲り、自身はほぼ沈黙を貫いた吉村典久監督

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「ぼくは役者さんのやっていることを撮るだけなんで、なにもしなかったです」という『うわこい2』の石川均監督

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舞台あいさつの司会はたけし軍団のお宮の松さんが担当。軽妙なトークにヒロインふたりが笑い出すこともしばしば

 そして舞台あいさつ終盤では、映画の題材である“三角関係”にちなみ、柳さんと本山さんが“ユノとレナ”として「ユキテルが好きなのは私やと思います、彼女ですから」「いや、私だと思う」とユキテルを取りあい。ふたりに両腕を引っ張られたユキテルのシャツが破けると「うわこい 大ヒット祈願!!」というメッセージが現れるというパフォーマンスもありました。

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ユキテルを巡ってユノとレナの口論が勃発?

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口論の果てにユキテルを取りあって腕を引っ張るユノとレナ。それを見つめる吉村監督はいたって冷静な表情!

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腕を引っ張られてユキテルのシャツが破れてしまった!

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そこに現れたのは「うわこい 大ヒット祈願!!」のメッセージ。なんでシャツの下にメッセージかは作品を最後まで観るとわかるかも……? そして終始レナがうしろ姿でスミマセン

 ユノとユキテル、レナの危ういバランスを描いた『うわこい』は、5月31日(土)よりシネマート六本木にて1週間限定ロードショー。後編『うわこい2』は6月21日(土)より同じくシネマート六本木にて公開されます。

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