
7人が連れてこられたその建物は、窓も扉も完全に塞がれ、食糧はない。壁ではデジタル表示の数字が思わせぶりにカウントダウンを続けている。ひとりの男が告げる。これは、毒虫のような人間に殺し合いをさせる呪いの儀式・蠱毒だと……。
映画『ドクムシ』は、廃校に閉じ込められた7人の男女の7日間を描いた衝撃のエンターテイメント。投稿サイト「E★エブリスタ」で人気となった八頭道尾のウェブ小説「蠱毒~コドク~」を合田蛍冬が新たなアイディアを加えてコミック化した「ドクムシ」の映画化だ。
小説・コミックとも人気の原作の映画化にあたり、日本エンターテイメント界注目のふたりがダブル主演に起用された。「弱虫ペダル」など舞台やミュージカルで人気の村井良大が大学生・レイジを演じ、突然に過酷な状況へと陥った平凡な青年の戸惑いや葛藤を全身で表現。『ハイキック・ガール!』主演で脚光を浴び、実力派女優としての評価も高める武田梨奈がキャバ嬢・アカネ役で“生きること”への貪欲さをまさに体当たりで演じてみせる。ふたりの新境地といえる演技は必見だ。
さらに、劇団EXILEの秋山真太郎、『サイタマノラッパー』シリーズの駒木根隆介、「ウルトラマンギンガS」の宇治清高、トップコート20thスターオーディショングランプリの水上京香、新人の野口真緒が共演し、その個性を存分に発揮する。
監督は、和製スラッシャー映画『クソすばらしいこの世界』で長編デビューした朝倉加葉子。『ドクムシ』では原作に映画オリジナルの要素も盛り込み、極限状態に置かれた人間のドラマをよりリアルに、よりショッキングに描き出していく。
原作とは違ったラストが待つ映画『ドクムシ』。7人の“生”への欲求の果てに残るのはなにか!?

目を覚ますと、レイジ(村井良大)は見知らぬ部屋にいた。まるで学校の教室のようなその部屋から出ようとしたとき、レイジは目の前に現れた男に突き飛ばされ「お前か、俺たちをここに連れてきたのは?」と詰め寄られる。
やがて部屋に、キャバ嬢のアカネ(武田梨奈)、新聞記者のユキトシ(秋山真太郎)、女子大生のユミ(水上京香)、先ほどレイジに詰め寄った乱暴そうな男・トシオ(宇治清高)、無口なミチカ(野口真緒)、オタクっぽいタイチ(駒木根隆介)が集まってくる。大学生のレイジを含めた7人はみな気づくとこの建物にいたのだが、自分がなぜここにいるのかわからず、ここに連れてこられたときの記憶もないのだ。
レイジとアカネたち7人は建物の探索を始める。学校の校舎のようなその建物はすべての窓や出入り口が厳重に塞がれており外に出ることはできない。水道から水は出るものの、食糧はない。そして、7人が最後に入った一室には、大きな鍋と肉切り包丁が置いてあり、壁ではデジタル表示の数字がカウントダウンを始めていた。その数字が示す時間は、約7日間……。
状況を見たユキトシは「コドク」という言葉を口にする。コドク=蠱毒とは、たくさんの毒虫をひとつの壺の中に入れ殺しあわせて最強の毒虫を得るという古代の呪術。ユキトシによると、その呪術に倣い7人の罪人を一箇所に閉じ込め殺しあわせるデスゲームが世界各地でおこなわれているのだという……。
至るところに設置された監視カメラを通して何者かがレイジたち7人を見ているのか? 7人は殺しあわなければいけないのか? ユキトシの話を信じようとはしない6人だが、極限状態の中でいつしか事件が起こる……。