リンキング・ラブ
監督:金子修介
出演:田野優花 石橋杏奈 白洲迅 ほか
2017年10月28日(土)より 丸の内TOEI2 ほか全国ロードショー
2017年/カラー/シネマスコープ/5.1ch/116分

アイドル好きの現代の大学生・美唯がタイムスリップした先は、バブルの余韻も色濃い1991年。若き日の両親に出会った美唯は、両親の恋を成就させるため、若き日の母親とともにアイドルグループ・ASG16を結成する!?
主人公が時間を超える“タイムスリップ”は、数々の傑作映画に登場してきた娯楽映画のひとつの王道モチーフといえる。その“タイムスリップ”に“女性アイドル”をミックスして誕生した新たな傑作が『リンキング・ラブ』だ!
監督は金子修介。「平成ガメラ」三部作や「デスノート」シリーズなどで知られる娯楽映画の名手にしてアイドルや若手女優を起用した作品も数多く手がけてきた金子修介と“タイムスリップ+女性アイドル”は、まさに最高の組み合わせだ。
そして主人公の美唯を演じるのは、AKB48のメンバー・田野優花! 現役アイドルであり舞台女優としての評価も高い彼女が、映画デビューで主演をつとめる『リンキング・ラブ』で、たしかな演技力を披露する。
また、美唯の母親・由美子役に映画出演が続く石橋杏奈、美唯の父親・健一郎の若き日に白洲迅、アイドルマニアの加賀に中尾明慶、野心家の学生・牛尾に落合モトキらの若手に加え、渡辺徹、浅田美代子、西村まさ彦らベテラン陣が脇を固める。
さらに、樋井明日香、益田恵梨菜、未浜杏梨、長谷川眞優、佐々木しほ、眞嶋優ら若手女優陣が、美唯や由美子とともにASG16を結成するメンバー役で出演。彼女たちの中から「推しメン」を見つけるのも、この映画の楽しみ方のひとつだろう。
劇中では、AKB48の数々のヒット曲がASG16バージョンで披露される。女優陣がレッスンを重ねて挑んだ歌とダンスのライブシーンはまさに圧巻。アイドルが放つパワーを実感できる、痛快な青春アイドルムービーがここに完成した!

真塩美唯(田野優花)は、ずっと憧れていたAKB48のオーディションに落選し、いまはアイドルを諦めラッパーを目指す青山青陵学院大学の2年生。ある日、美唯の母親が突然家を出てしまい、美唯は自分の部屋で親への不満をラップに乗せて口ずさむ。すると、部屋に置いてある古いランプから守護神(西村まさ彦)が飛び出してきて、美唯を過去へと送ってしまう。
美唯がやって来たのは25年前の1991年。現代とのギャップに戸惑いながら25年前の青山青陵学院大学キャンバスを歩く美唯は、将来自分の母親になる真塩由美子(石橋杏奈)と出会う。由美子は将来の美唯の父親・茂手木健一郎(白洲迅)と交際中なのだが、健一郎はココリボーンというアイドルグループに夢中で、由美子をしっかり見てくれないという。
このままではふたりは結婚せず、美唯は生まれないことになってしまう。美唯は、健一郎の気持ちを由美子に向けるため、ココリボーンの完コピグループを作って由美子を参加させ、学園祭に出演しようと思いつく。
美唯は、この時代で知り合い友人となった寺島弘美(益田恵梨菜)の力を借りて計画を進め、学内ミスコンで由美子に敗れた北川梨奈(樋井明日香)たちも仲間に引き込んでいくが、時間の秩序を守るタイムコップ(大倉孝二)が美唯の前に現れ、過去に干渉するのは危険だと忠告する。そして学園祭の日に思わぬ事態が起こり――。
美唯は、1991年のアイドルを真似るのではなく、当時はいなかったアイドルを作ることを決意する。大好きなAKB48の曲を歌い踊る、大人数のアイドルグループを! 由美子と梨奈、ミスコン出場者や女子サッカー部員、もちろん美唯自身も加わった、総勢16人のアイドルグループ・ASG16が、いま始動する!!