今年で8回目となる函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞の本年度受賞作が11月19日に決定、発表されました。
この賞は、函館で毎年開催されている函館港イルミナシオン映画祭の一環として、1996年から開催されています。今までに第4回準グランプリ作品『パコダテ人』(シナリオタイトル「ぱこだて人」:2001年/前田哲監督)、第5回グランプリ作品『オー・ド・ヴィ』(2002年/篠原哲雄監督)の2本の長編作が映画化され、第6回短編部門の受賞作3作は『Movie Box-ing』(2003年/大橋純監督・深川栄洋監督・斉藤玲子監督)として映画化、劇場公開されています。
今回のシナリオ大賞は長編部門218本、短編部門225本の応募作から『らせん』『ドラゴンヘッド』などの飯田譲治監督、作家の荒俣宏さん、映画プロデューサーの河井信哉さん、評論家の川本三郎さん、映画祭ディレクターでミュージシャンのあがた森魚さんが審査をおこない、次の作品が選ばれました。
- 長編部門
- グランプリ 『あたしが産卵する日』 作・栗原裕光さん
- 佳作 『A/PART』 作・まなべゆきこさん
- 佳作 『イトヨの夏』 作・中村真夕さん
- 短編部門
- グランプリ 『タタズムヒト』 作・中島直俊さん
- 佳作 『オーバードライブ』 作・斉木和明さん
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今回より長編グランプリ部門には函館市長賞として賞金300万円が贈られます。
今回の受賞作の授賞式は12月3日、函館港イルミナシオン映画祭会場の函館山クレモナホールでおこなわれます。また、同映画祭では、2003年のシナリオ大賞短編部門グランプリを受賞した脚本を基に3人の監督が映画化した『ノーパンツ・ガールズ』(園子温監督・月川翔監督・斉藤玲子監督)のプレミア上映、2002年長編部門グランプリ作品『狼少女』の製作発表もおこなわれる予定です。
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