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『るにん』完成披露試写会舞台あいさつ
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舞台あいさつに出演した、團紀彦さん、島田雅彦さん、麻里也さん、小沢まゆさん、奥田瑛二監督、松坂慶子さん、西島千博さん、ひかるさん、なすびさん、大久保鷹さん(左より)

 俳優・奥田瑛二さんの監督第2作となる映画『るにん』の完成披露試写会が1月11日に新宿・明治安田生命ホールでおこなわれ、奥田監督と主演の松坂慶子さん、西島千博さんはじめ出演者、スタッフによる舞台あいさつがおこなわれました。
 『るにん』は、江戸時代の八丈島を舞台に、罪を犯して島流しにされた流人たちのドラマを史実をベースにして描いた作品。実際にスタッフ、出演者が八丈島で2ヶ月を越える合宿生活をおこない、過酷な条件のもとで撮影がおこなわれました。
 奥田監督は「昨今、いろいろと殺伐とした社会状況になっております。この映画をご覧になると、忘れていた本当に持っていた優しさや愛というものの扉が開きまして“なんだろうあの気持ち良さは”という感覚になってお帰りいただけることを確信しております」とあいさつ。
 奥田監督からのラブコールによって主演をつとめた松坂慶子さんは「こういう作家性のある、芸術性の高い作品に出るというのはなかなか得られない機会ですので、ほんとに嬉しかったです」と、映画初挑戦となるバレエ界のプリンス・西島千博さんは「バレエというのは西洋文化で日本の古典に出会うことがなかなかないんですけど、日本のクラシックというのは日本人として学ぶべきものだと思うので、こういう機会を与えてくださってほんとに感謝しています」と、それぞれ本作に出演した感想を語りました。


「奥田組一致団結しての映画ができあがりましたこと、公開できること、私としてはなによりの喜びであります」とあいさつした奥田瑛二監督
「映画を愛している奥田監督のもと、八丈島でみんなでロケをいたしました。その作品をお披露目できることがとても嬉しいです」豊菊役の松坂慶子さん
「役を通じて、日本人の持つ愛の強さと涙の深さをこの作品を得ることができました。とても感動しました」と喜三郎役の西島千博さん
「人間の持つ、果てしない生命力みたいなものを感じる映画になっております。出演できたことに感謝しております」とお千代役の小沢まゆさん
「映画がまったく初めてで右も左もわからず、みなさまに支えられ、ほんとに感謝しています」と話した映画初挑戦の花鳥役・麻里也さん
光役のひかるさんは奥田監督に誘われての出演。「映画初体験で、感動する作品で、素晴しい映画です」とあいさつ
「毎晩のように奥田監督に芝居の話をしていただいて、すごくプラスになったのでありがたいです」と留吉役のなすびさん
「奥田組に初めて参加しまして、真実の愛とは何かというのをあの島で感じました」と話した藤兵衛役の大久保鷹さん
近藤富蔵を演じた作家の島田雅彦さんは「愛欲にまつわる映画ですが、残念ながら私は一切愛欲に関わることはありません(笑)」とあいさつ
「文字の中でイメージしていたものが、それを越えた映像になるという経験が今までなかったもので感激しました」と原案の團紀彦さん

写真 奥田監督は「ほんとに映画が好きな人間で死ぬ思いで作っております。これからもそういう思いでどんどん映画を作っていきます。観ていただくみなさまの想いが、気持ちから気持ちへと伝わって動くことが、私の心からの願いであります」という力強いメッセージで舞台あいさつを締めくくりました。
 映画『るにん』は、1月14日(土)よりシネマスクエアとうきゅうほかにてロードショー。公開初日にはシネマスクエアとうきゅうにて監督、出演者による舞台あいさつが予定されています。
 また、映画公開にあわせ『るにん』パネル展が1月30日まで池袋三越1Fアートスペースにて、画家でもある奥田監督が『るにん』の世界を描いた絵画を集めた個展が1月16日まで京王プラザホテルロビーギャラリーにて開催されています。

写真:ポスターをバックに奥田瑛二監督、松坂慶子さん、西島千博さん (左より)


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