マンガ家・川原泉さんの傑作少女マンガを映画化した『笑う大天使（ミカエル）』の完成披露試写会が３月27日に東京のスペースＦＳ汐留でおこなわれ、主人公・司城史緒を演じた上野樹里さんと小田一生監督が舞台あいさつをおこないました。
　これまで多くの作品でＶＦＸ（ビジュアル・エフェクト）を担当してきた小田監督の初劇場監督作だけに、ＶＦＸ満載の作品となっている『笑う大天使（ミカエル）』。上野さんも「ＣＧはほんとにすごいですよ。ビックリしました」と話し、「今まで自分の映画で泣いたことなかったんですけど、最後はボロボロ泣きました。全体的に温かく優しく監督が描いてくれているので、その優しさを感じながら映画を観ていただけたら嬉しいです」と映画の見所をアピールしました。
　原作コミックが発表された当時から原作のファンだったという小田監督は「初めて読んだときに受けた印象とそのときの感動は大切にして、今の映画として作ってみたので、それを観ていただけたらと思います」と作品に込めた思いを語りました。

写真：舞台あいさつをおこなった上野樹里さん（左）と小田一生監督（右）

「原作とまったく同じようにはできないと思うんですけど、私は私で、感じたままに新しい気持ちで一生懸命やりました」と上野樹里さん

「味のあるキャラクターを表現してくれる素敵な俳優さんたちに恵まれて、それが一番ラッキーだったなと思います」と小田一生監督