会見に出席した菅野莉央さん、加藤ローサさん、ウスイヒロシ監督(左より)
今、注目の若手女優・加藤ローサさんの初主演映画『いちばんきれいな水』の完成披露記者会見が、6月8日に六本木オリベホールでおこなわれました。
『いちばんきれいな水』は、病気のため11年間眠り続けた主人公・愛と、その妹・夏美の体験する3日間の奇蹟を描いたハートフルストーリー。マンガ家・古屋兎丸さんの同名短編をもとに、これまでさまざまなミュージックビデオを手掛け、本作が映画初監督となるウスイヒロシ監督がメガホンをとっています。
会見には加藤さんとウスイ監督、夏美役の菅野莉央さんが出席しました。
谷村愛役・加藤ローサさん
この映画は去年の夏に20日間くらいかけて撮影したんですね。短い期間だったんですけど、そんなに短い期間で撮影したと思えないくらい、のんびりほのぼのとしていて、観ていて癒されるような、それで観終わったあとでちょっと活き活きするような作品になったと思います。
この役は心が8歳の役で、私は撮影のとき20歳だったのでどうしようかと思ったんですけど、監督に相談したところ「そのままでいいんじゃないかな」ってことだったので、何も考えずにそのまま楽しくやらせていただきました(笑)。なぜか今までで一番演じやすかった役で、想い出に残っている作品です。
観ていただいた方に何かを感じてもらえればそれで充分だと思っているんですけど、いろんな方に観ていただきたいです。
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谷村夏美役・菅野莉央さん
私は6年生で受験生の役だったんですけど、私自身、撮影のときに6年生だったので、たくさん共感できる部分があって、とても演じやすかったです。ローサちゃんはすごく優しくて、撮影の間とかもたくさんおしゃべりしてくれたり、お菓子を分けてくれたり、宿題を手伝ったりしてくれてりして、ほんとにお姉さんみたいな人でした。この映画をたくさんの人に観てもらって、明日が楽しくなるようなパワーを観てくれた人に与えることができたらとても嬉しいなと思います。
普段の自分じゃなく、変われるような作品で、観た人がみんな温かい気持ちになれるような素敵な作品だと思っています。
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ウスイヒロシ監督
この映画は、特に爆発があるとか、なにかが沈没したりとか派手なことはないんですけど(笑)、日常の中で気持ちが柔らかく思えるような映画になったと思います。ふたりが現場でもほんとうの姉妹のように楽しく過ごしてくれたことが映画にもすごく映っていると思います。いろんな世代の人にリラックスしていただければ嬉しいなと思います。
ミュージックビデオってセリフがないのが基本的なので、お芝居を撮るということに対してどうしていったらいいのかなと、はじめは緊張しました。ふたりをはじめとするキャストのみなさんにも助けていただいたし、映画のスタッフの方とすごくいい出会いができて、みなさんの助けを得て、いつもと同じような気持ちでできました。
「日曜に街に出よう」という気軽な感じで楽しんでいただいて、なにかを持って帰っていただければ嬉しいなと思っております。
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『いちばんきれいな水』は、東京・豊洲に新しくオープンするシネコン“ユナイテッド・シネマ豊洲”のオープニング記念作品として、10月7日(土)より、ユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて全国ロードショー。また、公開にあわせ、映画のスピンオフ作品となる豊洲を舞台とした短編『なつみの夏 〜いちばんきれいな夕日〜』が菅野莉央さん主演で製作され、インターネット配信されるとともに、ユナイテッド・シネマ豊洲限定で公開されます。
配給元であるアミューズソフトエンタテインメントの盛夏子プロデューサーは「シネコンのオリジナリティを生かした上映形態をとっていくことで、日本映画の公開方式に一石を投じる取り組みになるではないかと思っております」と公開に向けての意気込みを語っています。
写真:ユナイテッド・シネマ豊洲に導入されるスペシャルペアシートに座った加藤ローサさん(左)と菅野莉央さん(右)はシートの座り心地にニッコリ ※画像をクリックすると大きな画像が表示されます
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