左より三木聡監督、佐藤隆太さん、市川実日子さん、温水洋一さん、緋田康人さん
ダメな大人たちを主人公にした脱力系映画『ダメジン』が7月1日にテアトル新宿で初日を迎え、三木聡監督と主演の佐藤隆太さんらが舞台あいさつをおこないました。
『ダメジン』は三木監督と出演者でもある緋田康人さん、温水洋一さんのアイディアから生まれた作品で、三木監督の第1回監督作品として2002年に撮影されながら諸般の事情により制作が一時中断。4年を経て公開されました。三木監督は「緋田さん、温水さんと企画を考えたのが1998年で、公開されるまで8年かかっているんですけど、そんな(壮大な)構想の映画ではないですね」と話し、満員の客席の笑いを誘いました。
この作品で初めて主演をつとめた佐藤隆太さんは「こうやってみなさんに観ていただけるのがとても嬉しいです。4年前ということで、自分自身も今見ると照れ臭いようなファンキーな芝居をしているので、ぜひそういう刺激的な芝居に注目して楽しんでいただければと思います」と公開を迎えた喜びを語りました。
「自分の書いたセリフを役者さんがやってくれるのはすごい贅沢ですよね。役者との共同作業が楽しい。役者さんに恵まれています」とあいさつした三木聡監督
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「初めて三木さんとご一緒させていただいてメチャメチャ楽しませていただいたので、“三木ワールド”をみなさんにも感じてとっていただければ」と佐藤隆太さん
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「共演した方と撮影のあとでお会いしたら、みんな『ダメジン』の話をするんですよ。ほんとに楽しい感じが映画に映っていると思います」と話した市川実日子さん
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「こんなにお集まりいただき感無量です。この映画を観て“ダメもいいなあ”と思って帰っていただけるととても嬉しいです」と温水洋一さん
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「お蔵入りするかもと思っていたので、公開が決まったときは涙涙。ほんとに嬉しかったです」という緋田康人さんは自作の『ダメジン』Tシャツで登場
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佐藤さんが「三木監督は絶対ほかの現場では味わえないような時間を提供してくれる監督。そういう雰囲気が作品の中にも詰め込まれていると思います」と語るように、独特の空気感が立ちこめる作品となっている『ダメジン』は、7月1日より、テアトル新宿にてレイトショー公開中。公開期間中には三木監督とゲストによるトークイベントも予定されています。
写真:個性的な衣裳で舞台あいさつに登場した佐藤隆太さん(左)と市川実日子さん(右)。 佐藤さんは「こういうスーツを着る機会はあんまりないので、気合の入り方が違うぞというのをこれで証明しているつもりです」とコメント ※画像をクリックすると大きな画像が表示されます
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