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『水の花』初日舞台あいさつ

写真 中学生の美奈子と小学生の優、父親の異なる姉妹を主人公にした映画『水の花』が8月5日に渋谷ユーロスペースで公開され、木下雄介監督と主演の寺島咲さん、小野ひまわりさんが舞台あいさつをおこないました。
 この作品は、新たな才能に劇場作品デビューの機会を与えることを目的に設立され、今までに多くの映画監督をデビューさせてきたPFFスカラシップの最新作。日本での一般公開に先駆けてベルリン国際映画祭キンダーフィルムフェスト・コンペティション部門に出品され、高い評価を受けています。
 優を演じた小野ひまわりさんは「バレエを毎日練習して、本番で雨の中で踊ったのが思い出に残っています」と、美奈子役の寺島咲さんは「この映画を撮影していたときは私もまだ中学生で、美奈子と同じくらいの年頃だったのでとても役に入り込むことができました」と、それぞれ1年前の撮影を振り返り、寺島さんは「美奈子と優が並んで口紅を塗るシーンが好きです。ふたりが打ち解けていく変わり目のシーンだと思うし、お母さんが同じだということを実感するシーンだと思うので好きです」と印象に残っているシーンについて語りました。  2003年のぴあフィルムフェスティバルに入選し、本作でデビューとなった木下雄介監督は「音だったり映像をぜひ映画館で体験して欲しい映画なので、映画館に観に来てもらえると嬉しいです」と作品をPRしました。

写真:舞台あいさつに立った木下雄介監督、小野ひまわりさん、寺島咲さん(左から)


「ラストカットのために90分間積み重ねていったところがあるので、ぜひ最後までジックリと観て欲しいと思います」と木下雄介監督
「全部のシーンが好きだけど、咲ちゃんと一緒に花火を何本もやった海辺のシーンが一番好き」と話した優役の小野ひまわりさん
「静かに話が進んでいくんですけど、微妙な変化とかをこの映画を観ながら感じ取ってくれたら嬉しいです」と美奈子役の寺島咲さん

 まだ24歳と若い木下監督の才能が光る『水の花』は、8月5日(土)より渋谷ユーロスペースにて公開されています。


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