左から、大崎由利子さん、兵藤公美さん、畑敬志さん、沖田修一監督
水戸短編映像祭、黒澤明記念ショートフィルム・コンペティションなどで短編作が高く評価された沖田修一監督の初長編作品『このすばらしきせかい』が10月14日にシネマ・ロサで公開され、監督、出演者による舞台あいさつがおこなわれました。
レイトショーにもかかわらず、立ち見となる盛況となり、沖田監督は「知り合いに“立ち見は出ないから大丈夫ですよ”と話していたので困っています」と笑いつつ「感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつ。この作品で初めて演技に挑戦した主人公・涼一役の畑敬志さんは「アットホームな雰囲気で、やりやすかったです」と初挑戦の映画撮影を振り返りました。
もうひとりの主人公・清叔父さんを演じた古舘寛治さんはパリでの舞台公演のため欠席となりましたが「この作品をみなさんがどう思うかすごく気になります。帰国後監督から話を聞くのを楽しみにしています」というメッセージが届けられました。
「畑さんと古舘さん、両極端な感じのふたりになっているのが見所だと思います。喋る映画なんですけど、喋らないところも面白いと思います」と沖田修一監督
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「一緒に演技をした古舘さんはじめ、みんなの演技を観て欲しいです。すごい勉強になりました」と主人公・涼一を演じた映画初挑戦の畑敬志さん
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「すごく悲惨な人が出てくるんですけど、それが滑稽なところが沖田映画の魅力かなと思います」と涼一の姉・聡子を演じた兵藤公美さん
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「とにかく畑くんと古舘さんの関係が面白く描かれていて、それが見所だと思います」と話した涼一と聡子の母・久美子役の大崎由利子さん
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舞台あいさつでは、撮影中に沖田監督が笑ってしまってNGとなる“監督NG”が何度もあったというエピソードも兵藤さんから暴露されました。
『このすばらしきせかい』は、10月14日より27日までシネマ・ロサにてレイトショー上映。20日には、『このすばらしきせかい』で沖田監督とゲストによるトークショーもおこなわれます。
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