新薬開発において実際に人間に薬を投与しておこなわれる臨床試験“治験”を題材とした映画『saru phase three』が2月17日に池袋シネマ・ロサで初日を迎え、葉山陽一郎監督と主演の高野八誠さんら出演者による舞台あいさつがおこなわれました。
『saru phase three』は、2003年に公開され話題となった葉山監督のデビュー作『サル』に続いて治験を題材とした3部作の第2弾。
ガンに冒され、抗がん剤の投与によって奇妙な症状に襲われる主人公を演じた高野さんは「(舞台が)病院という設定が初めてで、動けない中でどう表現するかが大変でしたけど、同じ年代の仲間や、先輩方にいろいろ助けていただいてかたちになったという感じです」と撮影を振り返りました。
『saru phase three』初日舞台あいさつ
舞台あいさつに出演した奈良坂篤さん、清水ゆみさん、高野八誠さん、唐橋充さん、葉山陽一郎監督(左より)
「精神的に支えられてる役だったので、芝居の中ではすごく助けられた」と共演の清水ゆみさんの印象を語った主人公・福家役の高野八誠さん
「ナースだと意識するより、亜矢子という人物がどんな風に仕事をしてきたかを考えて演じました」とナース・亜矢子を演じた清水ゆみさん
「奈良坂さんとか諏訪(太朗)さんとかベテランの方に相談してやったところがありますね」と撮影を振り返った唐橋充さん
「(映画が)これからなんで喋りません」と役については話さなかった奈良坂篤さん。果たしてどんな役なのかは観てのお楽しみ
この作品で一番こだわった点を尋ねられ「(清水さんが演じる)ナースのスカートの丈」と答えて客席の笑いを誘った葉山陽一郎監督
サイン入りポスターの抽選をおこなう高野八誠さん(右)
舞台あいさつでは、初日を記念して出演者のサイン入りポスターの当たるプレゼント抽選会もおこなわれました。
薬害という社会的な題材を扱いつつ、ホラーやサスペンスの要素も加わった衝撃的な作品となっている『saru phase three』は、2月17日(土)より池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開されています。