モンゴル建国の英雄、チンギス・ハーンの生涯を、総製作費30億円、4ヶ月にわたるオールモンゴルロケという空前のスケールで壮大に描いた映画『蒼き狼 地果て海尽きるまで』のワールド・プレミアが2月22日に東京国際フォーラムでおこなわれました。
上映に先立って記者会見がおこなわれ、主演の反町隆史さんは「スタッフ・キャスト一丸となって汗水垂らして作った作品です。今、私たちが生きるということ、生きていくということの意味を、この映画を通して訴えたいと思います」とコメント。
27年間にわたる構想を実現させた製作総指揮の角川春樹プロデューサーは「私は今まで67本の映画を作りましたが、この『蒼き狼』という作品は私と澤井信一郎監督で作り上げた最高のエンターテイメントだと思っています」と自信を見せ、松方弘樹さんから「映画を作るっていうのはものすごくパワーがいることなんで、そのパワーを持ち続けている角川春樹さんは素晴しい」と評されると「私のパワーは中からやってくる。私は死ぬ気は全然ないですから、最低でもあと20年間は走り続けます」と力強く宣言しました。
騎馬隊を従えずらりステージに並んだ舞台あいさつ出演者。左から、千葉龍平プロデューサー、澤井信一郎監督、平山祐介さん、袴田吉彦さん、松山ケンイチさん、菊川怜さん、反町隆史さん、若村麻由美さん、Araさん、野村祐人さん、松方弘樹さん、森村誠一さん、角川春樹プロデューサー
会見に続いておこなわれたワールド・プレミア上映では、映画主題歌を歌うminkさんがミニライブをおこない観客を魅了。そして、映画のタイトルにちなみブルーのカーペットが敷かれた階段を下りて反町さんはじめ出演者がステージに登場すると、大きな歓声が沸き起こりました。
角川プロデューサーと反町さんは、映画評論家のおすぎさんのコメントを引用して「この映画、観なきゃ損よ」と舞台あいさつを締めくくり、客席を沸かせました。