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『たとえ世界が終わっても』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった野口照夫監督、芦名星さん、大森南朋さん、安田顕さん(左から)

 短編映画『演じ屋』シリーズで注目を集めた野口照夫監督の初長編作品『たとえ世界が終わっても』が8月25日に渋谷ユーロスペースで初日を迎え、野口監督と出演者の芦名星さん、安田顕さん、大森南朋さんが舞台あいさつをおこないました。
 『たとえ世界が終わっても』は、自殺志願の女性・真奈美と、売れないカメラマン長田との奇妙な出会いから始まるファンタジー。
 主人公の真奈美を演じた芦名さんは「大森さんは映画の役に近くていつも笑わせてくれるユニークな方。安田さんは(役作りのため)体重を落とされていて、最初会ったとき痩せて真っ青なので“具合が悪いのかな?”と思いました」と共演者ふたりの撮影時のエピソードを紹介。長田役の安田さんは「(芦名さんと)ロケで朝から晩まで一緒にいまして、恋も芽生えるんじゃないかとドキドキしていたんですけど、そんなことも一切なく終わってしまいました」と撮影を振り返り、客席の笑いを誘いました。
 真奈美と長田の出会いのきっかけとなる不思議な男・妙田を演じた大森さんは、野口監督について「最初にお会いして、ちょっと頼りないかもと思ったんですけど、現場に入るとやりたいことがすごい明確になっている。そこは感服しました」と印象を語りました。

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「2週間という過酷なスケジュールで撮ったんですけど、みなさんとすごく仲良く、ほんとに楽しい現場でいい映画になっていると思います」と主人公・真奈美役の芦名星さん

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「ほんとに勉強になることがたくさんありました。こういった場に立たせていただいたファンの方の後押しというのにひじょうに感謝しております」とあいさつした長田役の安田顕さん

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「撮影しても劇場でかからない映画がいっぱいある中、こうして劇場でかかるということは幸せなこと。どうもありがとうございます」とあいさつした妙田役の大森南朋さん

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「ひじょうに個性的な作品になっているかと思いますし、観終わったあとになにかが心に残る作品になっているんじゃないかと期待をしております」とあいさつした野口照夫監督

 製作の当初から「たくさんの映画の中で埋もれないような映画にしたい」と考えながらこの作品を作っていたという野口監督。この日のチケットは発売後5分経たずに完売となっており「今日おいでいただけなかった方がたくさんいらっしゃるので、観終わったら、まだご覧になっていない方にこの映画のことを伝えてください」と舞台あいさつを締めくくりました。

 『たとえ世界が終わっても』は、8月25日(土)より渋谷ユーロスペースにてレイトショー上映されています。

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