ちょっとおかしな３兄弟と３人の女性が繰り広げる恋物語を描いた『バウムクーヘン』が９月29日に渋谷Q-AXシネマで初日を迎え、柿本ケンサク監督と出演者のマメ山田さんと一色紗英さんらが舞台あいさつをおこないました。
『バウムクーヘン』は、４つの世界の物語が描かれ、多くの出演者が複数の役を演じるという作品。３兄弟の長男・太郎などを演じたマメ山田さんは「大変わかりづらい映画だと思うんでね、一遍観ただけではわかりません。２度３度と観ていただきますようよろしくお願いします」とあいさつ。それを受けて柿本監督は「わかりにくくはない映画だと思うので、ちょっと考えながら楽しんでもらえるようお願いします(笑)」とフォローを交えてあいさつしました。
太郎の恋人・沙希などを演じた一色さんは「自分より若い監督に演出してもらうというだけで新鮮でした。毎日このメンバーですごく楽しくやらせていただきました」と撮影を振り返りました。
『バウムクーヘン』初日舞台あいさつ
舞台あいさつに登場した出演者と監督。
後列左より本多章一さん、一色紗英さん、桃生亜希子さん、今宿麻美さん。前列左より山本浩司さん、マメ山田さん、柿本ケンサク監督
「表向きは仲良く撮影していましたけど、裏では蹴飛ばしあっていた(笑)」というジョークで会場の笑いを誘ったマメ山田さん
「ぼくの出ているパートは“もしトレンディドラマの主役が山本浩司だったら”という感じで楽しんでもらえたらと思います」と山本浩司さん
「映画はもちろんいいんですが、曲もけっこう調子いいので耳を傾けてやってください」と見所（聞き所？）を語った本多章一さん
「自分で出ていながらどう構成されるかわからなかったので、試写で観て“なるほど”と思うところもありました」と一色紗英さん
「このメンバーでの撮影は今までで一番楽しめた撮影。その空気が出ていると思うので、それを楽しんでください」と桃生亜希子さん
「みんなが成長していく過程とかが見えたらいいなと思います。ハッピーな気持ちになれたらいいなと思います」と今宿麻美さん
「楽しんで撮ったという空気が出過ぎているかもしれないけれど、それが振り切った感じでいいかなと自分では思っています」と柿本ケンサク監督
「４つの世界のひとつひとつをとるとなんでもない話なんですけど、よくある話というのが自分の中ではけっこう大事。それが繋がる感じを出したかった。肩肘張らずに観てもらいたいです」と柿本監督が語る『バウムクーヘン』は、９月29日(土)より、渋谷Q-AXシネマにてレイトショー上映されています。