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『ふみ子の海』初日舞台あいさつ

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花束を手に並んだ中村敦夫さん、鈴木理子さん、尾崎千瑛さん、近藤明男監督(左から)

 昭和初期を舞台に、光を失いつつも明るく前向きに生きる少女を主人公にした映画『ふみ子の海』が10月13日に初日を迎え、シネスイッチ銀座で監督と出演者による舞台あいさつがおこなわれました。
 『ふみ子の海』は、新潟の盲学校で教鞭をとった実在の女性・粟津キヨさんの少女時代を、実話をもとに描いた作品。
 主人公のふみ子を演じた鈴木理子さんは「オーディションのときから、明るくて前向きなふみ子になりたいとずっと思っていました。ふみ子役に決まったときから、私がふみ子役で良かったと思われるように、一生懸命頑張ってみました」と元気良くあいさつしました。

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目が不自由という難しい役を演じるにあたり「台本を何度も読んで、ふみ子の気持ちになれるように何度も練習しました」という、ふみ子役の鈴木理子さん

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「ロケ地の周りの方々にも全面協力していただいて、特に私たちは方言の指導を受けて、ありがたかったと思っています」と、大旦那・善吉役の中村敦夫さん

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ふみ子の仲間・サダ役の尾崎千瑛さんは「サダ役を演じるのはすごく大変でしたが頑張りました」とあいさつ

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「初日にこんな大勢の方々の前で舞台あいさつができて、大変嬉しく思っています」と近藤明男監督

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劇場入口で募金を呼びかける尾崎千瑛さん、鈴木理子さん、中村敦夫さん(左から)

 自治体の協力のもと、新潟県内各所でロケ撮影がおこなわれた本作。そのロケ地には2度の大地震で被災した地域も多く「スタッフ、キャストみなが思うことは、少しでも恩返しがしたい」(近藤監督)との趣旨から、映画の収益の一部が被災地援助に使われることになっています。さらに公開初日のこの日は、舞台あいさつ終了後に監督、出演者が劇場入口に立ち、新潟中越沖地震被災者支援の募金を呼びかけました。
 『ふみ子の海』は10月13日(土)より、シネスイッチ銀座にて公開中。ほか、全国順次ロードショーされます。

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