劇団“毛皮族”を主宰する江本純子さんが主演をつとめる映画『ドモ又の死』(6月公開)の試写会が4月15日に小牧バレエ学園でおこなわれ、奥秀太郎監督と江本さん、共演の三輪明日美さんと藤谷文子さんが舞台あいさつをおこないました。
映画『ドモ又の死』は、大正時代に発表された有島武雄の同名戯曲を、薬物中毒更正施設に入所している女性たちの物語として映像化した作品。
この日の試写会場となった小牧バレエ学園は『ドモ又の死』を含め、多くの映画のロケ地として使われてきましたが、建物の老朽化により取り壊しが決しており、今回の試写は奥監督が「もう1回ここでなにかできたら」という想いから企画されたもの。奥監督は「映画とか芝居を作っている人間からするといつまでもあってほしい場所。上映環境としては特殊だけど多くの人に集まってもらえて嬉しいです」とあいさつ。三輪さんは「撮影から2年経つけど空気感は撮影のときと変わらない。こういうところで作品を観るのは映画館とは違った感じがあると思う」、藤谷さんは「撮影は12月ごろで寒かった。今日も底冷えする感じがあって、みなさんが風邪を引かないといいなと思っています」と、それぞれ会場について語りました。
主人公・ドモ又を演じた江本さんは「楽しいキャストの方々に恵まれたので、良い映画になっていると思います」と映画をPRしました。
映画『ドモ又の死』は渋谷シアターイメージフォーラムにて6月公開。以降、全国順次公開されます。
『ドモ又の死』試写会舞台あいさつ
舞台あいさつをおこなった奥秀太郎監督、江本純子さん、三輪明日美さん、藤谷文子さん(左から)