日本屈指の実力派俳優が集結し、一組のカップルの日常を和やかに描いた『ねこのひげ』が４月19日に初日を迎え、シアター・イメージフォーラムで主演の渡辺真起子さんと大城英司さん、矢城潤一監督ほか出演者による舞台あいさつがおこなわれました。
もともとは、企画・製作・脚本もつとめた大城さんの「ホームビデオの延長みたいに撮って酒の肴にしよう」という発想からスタートしたという本作。大城さん曰く「これだけ俳優さんが集まったので、行きがかり上」本格的な映画として制作され、撮影から３年を経て大城さん自身の尽力で公開が実現したとあって、舞台あいさつ出演者一同が初日を迎えた喜びの表情を見せました。
矢城潤一監督は「最初は監督ではなくて（大城さんに）頑張ってほしいというスタンスだったんですけど、真剣にやりたいというオファーを受けて参加しました。日本映画が厳しい状況にある中、手作りから始まった作品が公開できてほんとに良かったです」と初日を迎えた心境を話しました。
『ねこのひげ』初日舞台あいさつ
タイトルにちなんで猫のぬいぐるみと一緒に舞台あいさつをおこなった、矢城潤一監督、根岸季衣さん、原田佳奈さん、渡辺真起子さん、大城英司さん、中原丈雄さん（左から）
「観た方に母の日にアクションを起こしてもらいたいなと書いた脚本。（初日を迎えた）こういう日を母の日のプレゼントにしたい」と大城英司さん
「ここに来るまで３年かかりました。公開を迎えることができて、ほんとに嬉しく思っています」とコメントした主演の渡辺真起子さん
「出てくれた方、参加してくれた方にぼくらができる恩返しは劇場で公開することだったので、すごく感慨深いです」と矢城潤一監督
「撮影から３年間、大城さんたちの頑張りをずっと見ていたので感無量です」と根岸季衣さん
「私はこの映画ではオマケみたいなもの。楽しんでいただけていれば嬉しいです」と原田佳奈さん
「いい仲間たちとコツコツと作り上げる段階を一緒に経験できて、ほんとに嬉しいです」と川上麻衣子さん
「こういう（公開の）日が来るとは思わなかったです。大勢の方に観ていただけて嬉しいです」と中原丈雄さん
『ねこのひげ』は、４月19日(土)より、シアター・イメージフォーラムにてレイトショー公開中。公開期間中には、多彩なゲストを迎えてのイベントも多数開催されます。