香川県を舞台に、奇妙な縁でバンドを組むことになった4人の男女を描いた『青空ポンチ』(9月13日公開)の完成披露試写会が7月4日に東京国際フォーラムホールでおこなわれ、柴田剛監督と石田真人さんと小池里奈さんら出演者が舞台あいさつをおこないました。
『青空ポンチ』は昨年の夏に香川でロケがおこなわれており、主人公のカツヲを演じた石田さんは「すごく暑かった。出身が青森なので、あんなに暑いところは初めてでした」と香川の印象を語り「(共演者の)板倉(善之)さんとよくコンビニの前で夜な夜な演技の練習をして、地元の若い人に変な目で見られていました」と撮影時のエピソードを披露しました。
また、ドラマーとしてバンドに加入する少女・玉枝を演じた小池さんは「ドラムは練習してみるとすごく難しくてパニくっていたんですけど、やってみたらすごく楽しくて、今でもドラムは続けています」と、撮影を振り返りました。
『青空ポンチ』完成披露試写会
舞台あいさつをおこなった柴田剛監督、石田真人さん、小池里奈さん、戸田比呂子さん、内堀義之さん、アサオヨシノリプロデューサー(左から)
「自分の中ではラストのシーンがすごく気に入っているので、そこを観ていただければと思います」と主人公・カツヲ役の石田真人さん
テレビ番組でも人気上昇中の玉枝役・小池里奈さんは「とても楽しい映画になっていますので、ごゆっくりとご覧ください」とあいさつ
「すごく空がきれいなところで、あとはうどんが美味しかったです(笑)」と香川の印象を語ったマチ子役の戸田比呂子さん
「ぼくも学生時代むやみやたらとバンドをやっていまして“バンドをやればもてる”みたいな、そういう想いを込めてみました」と柴田剛監督
秀次役の内堀義之さんは監督の大学の後輩。「顔が変だから俺の映画に出ろ”って言われました」と出演のいきさつを語りました
「ズッコけた方々がスタートにやっと立つみたいな作品。主題歌がすごくあっていると思います」とアサオヨシノリプロデューサー
伝説的バンドであるジッタリン・ジンがヒット曲の「夏祭り」を挿入歌として、新曲「恋のルアー」を主題歌として提供しているのも本作の話題のひとつ。曲ができたばかりのときにスタジオで生演奏を聴いたという柴田監督は「すごかったです。ぼくは(ジッタリン・ジンのメジャーデビューのきっかけとなった)“いかすバンド天国”で勝ち抜いているときから観ているから、目の前でやってくれて嬉しかったです」と、熱く語りました。
舞台あいさつに登場した俳優陣のほか、監督としても活躍する板倉善之さん、山下敦弘監督作品でお馴染みの山本剛史さん、幅広く活躍する蛭子能収さんら、個性的なキャストが出演する『青空ポンチ』は、9月13日(土)より、渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開されます。