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『イエスタデイズ』完成披露試写会

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客席をバックにした舞台あいさつ出演者。後列左から榎本くるみさん、和田聰宏さん、本多孝好さん、窪田崇監督。前列左から國村隼さん、塚本高史さん、原田夏希さん

 40万部のベストセラーとなった小説を映画化した『イエスタデイズ』の完成披露試写会が10月2日にシネマート新宿でおこなわれ、主演の塚本高史さんと國村隼さん、窪田崇監督、原作者の本多孝好さんらが舞台あいさつをおこないました。
 『イエスタデイズ』は、余命わずかな父から昔の恋人探しを頼まれた青年が、若き日の父と恋人に出会うという、ファンタジックなストーリー。
 初お披露目となる上映を前に、主人公の青年・聡史を演じた塚本さんは「家族だったり、友情だったり、ちょっとした恋愛感情だったり、いろいろなものが詰まっている映画。聡史をとおしていろいろなものを見て、感じてほしい」と映画の見どころについてコメントし、「映画が自分から決断するひとつのきっかけになってくれればいいと思います」と観客にメッセージを送りました。
 聡史の父親・昭彦役の國村さんは、塚本さんについて「あんまりいろいろなことをかたちで決め事にしないタイプの役者さん。ぼくもそうなので、お互いどんな化学反応を起こすのが楽しくて、なかなか刺激的でした」と初共演の印象を語りました。
 また、若き日の昭彦を演じた和田聰宏さんは「この映画を観て、ちょっとでも親と子の関係が縮まってくれればいい」、昭彦の恋人・澪を演じた原田夏希さんは「いろいろな世代の方々が登場人物に共感できる部分があるんじゃないかと思います」とそれぞれコメント。本作が初の映画化作品となる本多さんは「原作者として映画を観る目というのはふつうの方より厳しくなると思います。それにもかかわらず、みなさんに胸を張って“いい映画です”と言える作品に仕上がっていると思います」と映画の出来映えに満足げな表情を見せました。

 舞台あいさつには、主題歌を歌うシンガーソングライターの榎本くるみさんも登場。「この作品に出会って、生きている尊さに触れた気がします」とコメントし、映画のために書き下ろされた「イエスタデイズ 〜大切な贈り物〜」(10月22日発売)を生で披露し、観客を魅了しました。

 本作が長編初監督作となる窪田崇監督が「決断をテーマにした映画。登場人物の決断を観ていただいて、なにかを感じていただけたら幸いです」と語る『イエスタデイズ』は、11月1日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショーされます。

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