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『フィッシュストーリー』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった中村義洋監督、濱田岳さん、多部未華子さん、伊藤淳史さん、高良健吾さん、大森南朋さん(左より)

 ロングランヒット作となった『アヒルと鴨のコインロッカー』の“原作:伊坂幸太郎×監督:中村義洋”コンビがふたたびコラボレーションを果たした『フィッシュストーリー』が3月20日に初日を迎え、渋谷シネクイントで伊藤淳史さん、多部未華子さんら出演者と中村監督が舞台あいさつをおこないました。
 『フィッシュストーリー』は、違った時代の出来事が「FISH STORY」という曲を介してひとつにつながっていくストーリー。
 「FISH STORY」を演奏する1975年のパンクバンド“逆鱗”のリーダーを演じ、逆鱗としてCDもリリースした伊藤さんは「何回かライブをやらせていただいて、新しい世界を体験させてもらったなという想いですごく気持ちがよかった」と、バンド活動について話し、同じくバンドメンバーを演じたの高良健吾さんと「ずっと音楽とかバンドのことを話していたので、役者じゃなくて逆鱗というバンドマンだったよね」と頷きあいました。
 高良さんはそんな伊藤さんについて「一番まとめるのがうまくて、ほんとにリーダーでした」とのこと。また、多部未華子さんは「逆鱗のメンバーは、4人ともほんとに(撮影のあとにも)仲間としているので、それが羨ましくて、すごくいいなと思いました」と印象を語りました。

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本作でベース演奏に初挑戦した伊藤淳史さんは「(ベースが)すごく好きになって、最終的に購入です」と、自前で楽器を購入したことを紹介

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「この映画に描かれているようなことは、日常にすごく溢れていると思うんです。ほんとに楽しんで観てもらえれば嬉しいです」と高良健吾さん

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「とにかく、楽しんで観てもらえればそれで充分だと思っていますので、みなさんぜひ楽しんで観てもらえれば嬉しいです」と多部未華子さん

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「みなさんに気に入っていただけるようにみんなで作った映画です。気に入っていただいて広めていただけたらと思います」と濱田岳さん

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“逆鱗”について「疾走感とか勢いとか、すごいパワーを感じました。楽しそうだなと羨ましく見ております」と印象を語った大森南朋さん

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伊坂幸太郎さん原作の映画は2作目となる中村義洋監督。伊坂作品の魅力について「人と人のつながり、それに尽きますね」と語りました

 中村監督が「この映画を撮るきっかけには『アヒルと鴨のコインロッカー』という映画がなくてはいけないし、『アヒルと鴨のコインロッカー』をぼくがを撮るためには、とあるプロデューサーと出会わなくてはならないし、とあるプロデューサーに出会えたのは、ぼくの大学の映画研究部の先輩とそのプロデューサーが一緒に仕事をしていたことがあって、ぼくがその先輩に出会うには、ぼくがその大学に入らなければいけないし、っていうような映画」と語るように“つながり”が重要なキーワードとなっている『フィッシュストーリー』。伊藤さんは「人と人とのつながりや小さなことがもしかしたらとんでもないことになって、奇跡とかが起こるものだとぼくは思っています。そういう奇跡が起こるきっかけにこの映画がなればいいなと思います」というメッセージで舞台あいさつを締めくくりました。

 『フィッシュストーリー』は、3月20日(金・祝)より渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほか、全国ロードショーされています。

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