街の猫を追いかけるのが趣味の女性を主人公に、猫を取り巻く人々のゆるやかな毎日を描いた『私は猫ストーカー』が７月４日に初日を迎え、シネマート新宿で主演の星野真里さん、鈴木卓爾監督、原作者の浅生ハルミンさんと、映画で猫のチビトムを演じたタラオくんが舞台あいさつをおこないました。
多くの猫が登場する『私は猫ストーカー』ですが、出演するプロの“俳優猫”はタラオくんのみ。ほかの猫たちは実際の街の猫たちを追いかけながら撮影がおこなわれており、星野さんは「どちらかといえば犬派なんですけど、猫は猫のかわいさがあるってことを改めて知ることができました。猫にもそれぞれ個性があるんだなって、すごいわかりましたね」と撮影を振り返りました。
「事前に“猫ストーカーの心得”を心得ていましたので、それに忠実にやりました」という星野さんの“猫ストーカー”ぶりについて、浅生さんは「表情とか猫を追いかける姿勢が自然にできていて、猫ストーカーの才能がメチャメチャあるんじゃないかと思いました」と太鼓判を押しました。
『私は猫ストーカー』初日舞台あいさつ
猫のタラオくんを抱いた鈴木卓爾監督、星野真里さん、浅生ハルミンさん（左より）
「みなさんが笑って迎えてくれたので嬉しく思っています。あたたかい気持ちになって映画館を出ていただけたらなと思います」とあいさつした主人公・ハル役の星野真里さん
「動物がかわいいのをテーマに撮るのではなく、猫をとおして人間だけのドラマでは見えてこないものが見えてくればいいかなみたいな感じで作りました」と鈴木卓爾監督
「雑誌にほんとにささやかに書いていたエッセイが映画になるというのが信じられませんでした。それと同時にありがたく思いました」と原作者の浅生ハルミンさん
星野さん自身が完成した映画を観て「自分があんなカッコをしていると思わなかったし、あんな猫なで声を出しているとは思わなかったので、照れはありましたね」というほど自然に猫と触れあう姿が映し出されている『私は猫ストーカー』は、７月４日(土)よりシネマート新宿にてロードショー。ほか、全国順次公開されます。