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『僕らはあの空の下で』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった細貝圭さん、古川雄大さん、平林克理監督(左より)

 マンガ家を目指す高校生たちの青春を描いた『僕らはあの空の下で』が8月22日に渋谷シアターTSUTAYAで初日を迎え、初回の上映後に主演の古川雄大さんと細貝圭さん、平林克理監督が舞台あいさつをおこないました。
 古川さんは「この日を迎えられてほんとに嬉しく思います」とあいさつし客席からの大きな拍手を浴びると「先ほど楽屋で圭ちゃん(細貝さん)が“この会場が爆笑に巻き込まれるようなギャグをプレゼントする”と言っていました」と無茶振りをかまし、次にあいさつする細貝さんを慌てさせる一幕もありました。
 『僕らはあの空の下で』で古川さんと細貝さんが演じているのは明るく行動的な浩紀と、ナイーブな修という対照的なキャラクター。演じた役と自分との共通点を訊かれると、浩紀役の古川さんは「(役は)まっすぐ過ぎているんですよね。自分はまっすぐさを隠して、人にはばれない熱さ出したいタイプなんで、共感できるところはあまりなかったです」と答えつつ「いままで隠していた表現をモロに出して発散できたので、自分的には演じていて気持ちかったなと思っています」と、修役の細貝さんは「修はアメリカから日本に来てなかなか自分を出せなくて、ぼくも6歳のときにアメリカに行ってなかなか打ち解けられなくて、オサムはマンガで、ぼくはバスケで友達ができていくところが似ているので、自然に入れましたね」とそれぞれ回答。平林監督は「ふたりはなんとなく似ている感じがあったので両極端にしたくて、細貝くんは落ち着いた感じ、古川くんは弾けた感じというふうに決めたんですよね」と意図を明かしました。

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マンガ家志望で生徒会長、周りから慕われる主人公の浩紀を演じた古川雄大さん

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アメリカからの転校生でマンガを通じて周囲と打ち解けていく修役の細貝圭さん

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『僕らはあの空の下で』が劇場公開作では初の監督作となる平林克理監督

 古川さんは「高校生の方はリアルタイムな映画だと思うので“私はこういうふうにしてみようかな”とか、学校を卒業している方は、ちょっと上から目線で“自分だったらこうするな”とか“そこは間違っているよ”とか言っていただいても構わないので、そういう楽しみ方もあるんじゃないかな(笑)」とユニークな映画の楽しみ方を提案。細貝さんは「何回か観たら全然違った見え方で見えてくると思うんですけど、自分が映画に出ている気分になって、青春時代を思い出してみたり、いま高校生の方は“こんな高校生活もあるんだな”と共感してもらえたらいいと思います」と、平林監督は「若い人向けの作品を作ったんですけど、俺もオッサンなんで、オッサンでもどこか心に響く映画になったと思います。誰もが通った道なんで、自分と共感できるところを探しつつ楽しんでもらえればと思っています」と、映画の見どころを話し、舞台あいさつを締めくくりました。

 古川さん、細貝さんに加え、永岡卓也さん、佐藤永典さんという人気の若手俳優陣で青春模様を描いていく『僕らはあの空の下で』は、8月22日(土)より渋谷シアターTSUTAYAにて上映されています。

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