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『蘇りの血』東京フィルメックス舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった豊田利晃監督、中村達也さん、草刈麻有さん、マメ山田さん、渋川清彦さん(左より)

 豊田利晃監督4年ぶりの新作となる『蘇りの血』(12月19日公開)が、東京フィルメックス特別招待作品として11月25日に有楽町朝日ホールでプレミア上映されました。上映前には舞台あいさつがおこなわれ、豊田監督、LOSALIOSなどで活躍するミュージシャンで主演をつとめた中村達也さんとヒロイン役の草刈麻有さんら出演者が登壇しました。
 『蘇りの血』は、小栗判官の説話をモチーフに、はるか古の時代を舞台に描かれる寓話的な物語。
 主人公のオグリを演じた中村さんはこれまでにも映画出演経験はありますが主演は初めて。「ぼくは普段ドラムを叩いている者なんですけど、こうして映画で主役という重要な役割を貰いまして、役者でもないんだけどなんか必死こいて演じているのでお楽しみください」とあいさつ。
 豊田監督作品のほとんどに出演している渋川清彦さんは、久々となる豊田監督作品への出演に「(監督は)変わっていないんですよ。ナチュラルハイになったくらいです」と答えて場内の笑いを誘い「掛け声がとにかくデカいっす。それでこっちもピリッときますね。それは相変わらずです」とコメントしました。

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「演じるというのはどういう気持ちでカメラの前に立ったらいいのか、毎日考えていました。自分のまま立って、そのままやっていました」とオグリ役の中村達也さん

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ヒロイン・テルテ役の草刈麻有さんは「テルテという人はとても一途な女の子なので、そこは自分と似ているなと思って、やりやすかったというのはあります」とコメント

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「また豊田さんの映画が世間の目に触れることをとても嬉しく思います」とあいさつした大王役の渋川清彦さんは「不景気をぶっ飛ばせー!」と気合の(?)掛け声も

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「久しぶりの豊田監督の映画でございますので、その辺のところをごゆっくりお楽しみくださいませ。楽しんでいただけたらと思います」とあいさつした和尚役のマメ山田さん

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「ごぶさたしています」とあいさつした豊田利晃監督は「『THIS IS IT』ではなく『蘇りの血』を観に来てくださってありがとうございます」と話し観客の笑いを誘いました

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豊田監督のあいさつに笑顔を見せる中村達也さんと草刈麻有さん。
映画の中ではふたりともあまり笑顔を見せないため、なかなか貴重なショットかも?

 豊田監督は「自然のエコロジーじゃない禍々しい神々しい力と、達也さんに象徴されるような、人間の心の奥底に眠っているような力を観てください。大きな愛の映画です」と話し、舞台あいさつを締めくくりました。

 独特な世界で繰り広げられる再生の物語『蘇りの血』は、12月19日(土)よりユーロスペースにてロードショーされます。

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