合田雅吏さんや虎牙光揮さん、柏原収史さんが忍者を演じる『忍邪』(6月19日公開)の完成披露試写会が5月11日にAKIBAシアターでおこなわれ、合田さんら出演者と千葉誠治監督が舞台あいさつをおこないました。
これまでも斬新なアイディアを取り入れた時代劇を手がけてきた千葉監督の最新作となる『忍邪』は、戦国時代を舞台にしつつ、バイオテロというアイディアやサスペンスの要素も盛り込んだ新感覚時代劇アクション。
激しいアクションシーンに加え、特殊メイクもふんだんに使用されており、主人公の忍・鈎摘(かぎつめ)を演じた合田さんは「いろいろな要素が入っていて満載です」と作品を紹介。そして「(撮影では)シーンシーンごとに面白いことがありすぎで、にやけながら観てしまいますね。そこにいるスタッフが急に消えて“あれ?”と思ったら崖から落ちてたんですけど、完全に落ちてて大丈夫じゃないのに“大丈夫です”と叫んでいた光景が思い出されました」と撮影の裏話を紹介して笑顔を見せました。
謎を秘めた忍・埋火(うずみび)役の柏原さんは、ほぼすべての登場シーンに特殊メイクを施して出演しており「特殊メイクに1時間半くらいかかるので、横になって寝ながら特殊メイクしてもらって、それが撮影中のぼくの一番の睡眠時間。ぼくはアクションもないし、ちょっと楽しちゃったかな(笑)」とジョーク交じりにコメント。
また、見どころのひとつであるアクションシーンについて、虎鋏(とらばさみ)役の虎牙さんが「刀の使い方ひとつにしても新しいんですよね。刀の可能性を広げてくれるので、練習のときからワクワクしながらやれました」と話す一方で、独鈷(どっこ)役の永倉大輔さんは「ぼくはちょっとつらかったですね」と告白し、客席の笑いを誘いました。
『忍邪』完成披露試写会
舞台あいさつをおこなった豊川めいさん、柏原収史さん、合田雅吏さん、虎牙光揮さん、永倉大輔さん、千葉誠治監督(左より)
「スケジュールがタイトで時間との闘いだったんですけど、メンバーが楽しい人たちなので、それを画面をとおしてみなさんに伝えられたらいいなと思っています」と合田雅吏さん
千葉監督の作品には何度も出演している柏原収史さんは「毎回、いろいろなアイディアを監督が出してくださるので“今回はどんな感じかな”と楽しみです」とコメント
「合田さんは熱いんですよ。まっすぐな人。柏原さんはナチュラルで、永倉さんは常に面白いイメージ」と、チームワークもバッチリの共演者の印象を語った虎牙光揮さん
「とても短期間ではあったんですが楽しい撮影になりました。できあがった作品は迫力があって、ぼくも初めて観たのですがドキドキして観てしまいました」と永倉大輔さん
「アクションやサスペンスだけではなく、女性からの視点も入っているので、そういった視点から観ていただけると別の楽しみ方もできると思います」と豊川めいさん
「アクションや特殊メイクも入れたんですけどスケジュールはいつもと同じくらいで、これはスタッフ殺しの映画なんだと思いました(笑)」と撮影の苦労を語った千葉誠治監督
鈎摘の妻・恵麻を演じる豊川めいさんは、主題歌「愛・ルネッサンス」と挿入歌「seed of tomorrow〜絆〜」も担当しており、2曲をステージで生で披露すると「“愛・ルネッサンス”は『忍邪』の内容にあわせて作詞していただいた曲。いま、あまりないジャンルの曲だと思うので、映画とともにみなさんに歌ってほしい」と曲もPRしました。
主題歌「愛・ルネッサンス」を歌い上げる豊川めいさん
「海外に向けて、ヴィジュアル的に凝ったところや、刺激的な内容を盛り込んだりしてみた」と千葉監督が語る『忍邪』は、6月19日(土)より渋谷シアターTSUTAYAにてレイトショー公開されます(配給:スタジオビコロール)