人気グループ・モーニング娘。の新垣里沙さんが映画初主演をつとめたオムニバスホラー『劇場版 ほんとうにあった怖い話 ３Ｄ』を上映中のワーナー・マイカル・シネマズ板橋で、新垣さんと室井孝介監督が出席しての舞台あいさつが10月19日におこなわれました。
女子高生の安藤千里を演じた新垣さんは、劇中の制服姿で舞台あいさつに登場。「約３ヶ月前に撮影していたんですけど、ついにこの日がやってきまして、みなさんにこれから観ていただくのをすごく楽しみにしていました」とあいさつし、初挑戦のホラーについて「（台本を読んだとき）セリフより、表情だったりとか表現の演技のほうが多いんだなあってことにまずビックリして“これはどういう表情で、どういう風に怖がっているのかな？”と想像を膨らましながら撮影に励みましたね。セリフがないけど歩き方ひとつで緊迫した空気感を伝えるとか、すごく難しかったんですけど勉強になりました」と振り返りました。
室井監督はそんな新垣さんについて「ファーストカットを撮ったときにすごい生っぽいリアルな芝居をしてくれたので、むしろ演出をつけると変に乱れちゃう感じがあるから、あえて演出をせずに自由にやっていただきました」とコメントし「特に（新垣さんの）目を注目して観ていただけたらなと思います。目ですごくいいお芝居をしています」と演技に太鼓判を押しました。
また、撮影時の思い出を聞かれた新垣さんが「クライマックスのシーンを撮るときに、真っ暗の中トイレで撮ったので、そこはちょっとほんとうに怖かったですね」と話すと、室井監督は「あそこは出るらしいですからね」と一言。新垣さんは「ええっ！ ウソっ！」と大きなリアクションで驚き「よかったです、いま聞いて。あのとき聞いていたらたぶん耐えられないですね」と苦笑いを見せました。
そして、舞台あいさつ翌日の10月20日は新垣さんの22歳の誕生日とあって「21歳最後の今日にみんなと会えたこともすごく嬉しいし、21歳最後に制服を着ちゃうと」と新垣さんが話している最中に、サプライズでバースデイケーキが登場。客席からも「Happy Birthday」の合唱でお祝いされた新垣さんは「こないだコンサートをやらせてもらったときもファンの方からサプライズでお祝いしてもらって、ほんとにこの前日にまでありがたやです。ありがとうございます」と話し「21歳の年はすごく充実していて、モーニング娘。というグループで活動しながらソロの新垣里沙としても夢だった映画に出演できたりとか、演技のほうもほんとに大好きなのでこれからもいろんなジャンルのお仕事を経験したいと思うんですけど、22歳も制服が似合う女子でありたいと思っております」と抱負を語りました。
今後は「今回は真面目な高校生役だったんですけど、もっとキャラの濃い“あいつムカつく”って言われるような悪役だったりとか、個性的な役者さんになっていけるようにいろいろな役に挑戦してみたいです」という新垣さん。室井監督からは「今回は（実際の年齢より）年下の役だったので、逆にうんと年上の、子供を持っているお母さんの役とかを見てみたい気がします」というアイディアも飛び出しました。
