アイドルグループ・スマイレージの６人が初の映画主演をつとめる『怪談新耳袋　異形』（８月11日公開／井口昇監督）の完成披露試写会が８月７日にスペースＦＳ汐留で開催され、スマイレージが舞台あいさつをおこないました。
　ベストセラーの実話怪談集を映像化した人気ホラーシリーズの最新作となる『怪談新耳袋　異形』は、４話からなるオムニバス構成。４話それぞれの主人公が体験する恐怖が、１話ごとに異なったタッチで描かれていきます。
　第１話「おさよ」に主演しているスマイレージのリーダー・和田彩花さんは「お化けの出てくるところで“１回しか撮れないから絶対にＮＧ出しちゃダメ”って言われていたんですけど、あんまりビックリしてカメラにぶつかっちゃったんですよ(笑)。それが（完成した作品に）使われているので、生の驚きにも注目してほしいなと思います」と撮影中のエピソードを紹介。舞台あいさつの司会をつとめた丹羽多聞アンドリウプロデューサーから「驚くときにはものにぶつからないようにね」とアドバイスを受けていました。
　また、第３話「部屋替え」主演の福田花音さんは、メンバー全員が出演する廃墟での撮影で「カットがかかったときにカメラマンさんが“いまなんか映った”って言って、確認したら誰もいないはずの２階に女の人の人影がスッと映っていて、それを見た瞬間ほんとに鳥肌が立ちました」と、実際に怪奇現象があったことを告白。丹羽プロデューサーの「カットしないで入れときました」の言葉に、スマイレージメンバー全員驚きの表情を見せました。

　そしてサプライズ企画として、８月１日に18歳の誕生日を迎えた和田さんをお祝いするバースデイケーキが登場。メンバーと客席のみなさんの「Happy Birthday」の大合唱の中、ケーキに立てられたロウソクを吹き消して「いますぐケーキが食べたいです」に嬉しそうな笑顔を見せた和田さんでしたが、その瞬間、ステージ後方から第２話「赤いひと」に登場する異形の存在“赤いひと”が出現！　メンバーは悲鳴をあげて逃げ回り、和田さんは思わずステージを飛び降りて取材席まで逃げてしまい「また（カメラに）ぶつかっちゃいました(笑)」と苦笑いを見せました。

　恐怖のサプライズも体験した和田さんですが「この映画は私が17歳のときに撮影した映画なので、ぜひ誕生日プレゼントで18歳になった私のホラー映画を作ってほしいです」と意欲充分。「スマイレージはグループ名のとおり（“Smile”＋“age”)笑顔が魅力なんですけど、この映画はホラーということで撮影中も笑顔禁止だったり、ほんとに笑顔がまったくないんですけど、笑顔じゃないスマイレージの魅力にも気づいてほしいし、最近けっこう暑いのでこの映画でヒヤッとしてほしいです」と舞台あいさつを締めくくりました。

　海外でも高い評価を受ける奇才・井口昇監督がメガホンをとり、正統派からコメディタッチまでバラエティに富んだ４話の怪奇譚が描かれる『怪談新耳袋　異形』は、８月11日(土)よりシアターＮ渋谷ほかにて全国順次公開されます。