沖縄の北谷（ちゃたん）を舞台にしたスタイリッシュ・コメディ『ハイザイ〜神さまの言うとおり〜』が９月１日に初日を迎え、シネマート六本木でおこなわれた出演者による舞台あいさつに、ともさかりえさんとスネオヘアーさんが夫婦で登壇しました。
　『ハイザイ〜神さまの言うとおり〜』は、人違いでさらわれた女性と若いヤクザ、東京から旅行に来たカップル、地元の女子高生２人組という３組６人の男女がそれぞれに抱えるトラブルがあるきっかけから絡みあっていくストーリー。
　舞台あいさつでは出演者ひとりひとりが自己紹介する中、スネオヘアーさんは「監督の泉尾です」と、欠席の泉尾昌広監督の名前であいさつ。スネオヘアーさんはさらに「監督はふたりいるのに誰も来ていない。責任を取りたくないみたいなことなんでしょうね！」と続け、ともさかさんから「そんなこと言ってない(笑)」とたしなめられる場面もありました。
　ともさかさんとスネオヘアーさんは、劇中で一緒のシーンはないものの結婚以来初の夫婦共演を果たしており、感想を聞かれたともさかさんは「気恥ずかしさが先立ってしまって、あまりいいものではないですね」と話しつつ「私のシーンが終わってからスネオさん（の撮影）という順番だったので、心配で見にいきました。お母さんみたいな気持ちでした」と撮影中のエピソードを紹介。スネオヘアーさんも「（監督の）福永さんがすぐにＯＫを出しちゃうので、ともさかさんのところに行って“どうだったどうだった？”って聞くんですよ」と撮影を振り返りました。
　また、深水元基さんは「撮影が終わったあと呑んでた時間のほうが長いんじゃないかなというくらい満喫して、落合くんと一緒に毎晩飲み歩いてましたね」と、共演の落合モトキさんと撮影期間中に打ち解けたことを明かし、落合さんも「好きな女の子のタイプが一緒でした。“あの子かわいいと思うんだよね”って言ったら“俺も”と言われて、これはひと悶着あるなと(笑)」と、深水さんと“Ｗモトキ”の仲のよさをうかがわせました。
　そして沖縄で活躍するアイドルグループ・ラッキーカラーズのメンバーで、この作品で映画に初出演したALISAさんは「スタッフさんも顔見知りの方もいて、ファミリーと一緒に仕事するみたいな感じで、すっごく安心して、いろいろなことを学びながら楽しくお仕事させていただいて、ほんとに嬉しいです。すべて素敵な経験でした」とコメントしました。

　共同でメガホンをとった福永周平監督、泉尾昌広監督はいずれも舞台あいさつは欠席で代わりにメッセージが寄せられましたが、ふたりとも作品には一切触れないメッセージで、ともさかさんは「なんなの？　ふたりともなんなの？」と苦笑い。スネオヘアーさんは「（ふたりの監督は）対極ですね。よく一緒に映画が撮れたなと。あれをひとつにしたらちゃんとしたひとりの人間ができるんじゃないか」とちょっとブラックなコメントで会場を沸かし、深水さんも「映画の中での橋元がいっぱい失敗してるのはは、泉尾さんの経験から来ているんじゃないかな(笑)」と、監督不在だからこそ言えるコメントを披露しました。

　舞台あいさつ登壇者のほか、お笑いコンビ・笑い飯の西田幸治さん、ラッキーカラーズのMIINAさんらの出演で予想外の方向に展開していくストーリーをテンポよく描いていく『ハイザイ〜神さまの言うとおり〜』は、９月１日(土)よりキネカ大森ほかにて全国順次ロードショーされます。