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川野直輝さんの女装姿に中村ゆりさんは「女性として凹みまーす(笑)」:『僕の中のオトコの娘』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつに登壇した河合龍之介さん、草野康太さん、川野直輝さん、中村ゆりさん、窪田将治監督(左より)

 近年カルチャーとして盛り上がりを見せている“女装娘(じょそこ)”を題材にした『僕の中のオトコの娘』(ぼくのなかのおとこのこ)が12月1日に銀座シネパトスで初日を迎え、主演の川野直輝さんと共演の中村ゆりさんらキャストと窪田将治監督が舞台あいさつをおこないました。
 『僕の中のオトコの娘』は、就職したものの会社になじめず引きこもりになってしまった青年が、ネットを通じて“女装”と出会い、新たな世界へ踏み出していくというストーリー。
 主人公の青年・謙介を演じた川野さんは映画の中で見事な女装姿を披露しており「ほんとに貴重な経験をさせていただいて」と笑顔。謙介の姉・裕子を演じた中村ゆりさんも「映画を観ていただくとわかるんですけど、直輝くんがあまりにかわいいので、ちょっと女性として凹みまーす(笑)」と川野さんの女装姿に太鼓判を押しました。

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本作を携えてカナダ・モントリオール世界映画祭3年連続正式出品を果たした窪田将治監督。現地での上映について「ドッカンドッカン笑ってくれたし、反応もすごくよかったですね」とコメント

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主人公・足立謙介を演じた川野直輝さんは、演技について質問されると「どうでしょう監督?」と笑顔。「最後まで楽しんでくれれば光栄でございます。2回、3回と来てください」と作品をPR

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「私には家から6年間出られなかったお友達がいて、その彼女がやっと家を出られたというころにこの映画のお話をいただいて、すごく運命みたいなものを感じました」という足立裕子役の中村ゆりさん

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人気の女装娘・カレン役の草野康太さんは「実際はぼくも初めて(女装を)やるので(川野さんと)一緒に女装子バーに勉強に行きまして、ぼくはお店の人に全然、相手にされなくて(笑)」と苦笑い

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「(銀座シネパトスは)ぼくも馴染みのある映画館で、ここの独特の雰囲気の中でこの映画がかかるのがいいなと。アンダーグラウンドな感じがとても気に入っています」と、昇役の河合龍之介さん

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舞台あいさつの司会をつとめたのはドラァグクイーンのオナン・スペルマーメイドさん。キャストの中では河合さんがお気に入りらしく「監督、あの人主役で第2弾をお願いしたいんですけど」の発言も

 窪田監督は「日本では女装というのはまだ新しいカルチャー。この映画はそういう世界に飛び込んでいっている若い人たちに対する応援歌でもあります。マイノリティな世界でがんばっている人には、ぼくたちのいる映画も小さな世界なので、すごく尊敬の念を感じます」と、映画に込めた想いを語りました。

 『僕の中のオトコの娘』は12月1日(土)より銀座シネパトスにてロードショー中。この作品ならではの特別な趣向として、女装の男性は割引料金で鑑賞できる「女装娘割引き」が実施されています。

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