山本政志監督がプロデュースする実践的映画塾「シネマ☆インパクト」から生まれた5本の作品が9月1日(土)よりオーディトリウム渋谷にて公開されます。
「シネマ☆インパクト」は、演技コース・制作コースそれぞれで受講生を公募し、日本映画界の第一線で活躍する監督が講師となって約2週間という限られた期間内でリハーサル・制作準備を進め1本の映画を完成させるという、まさに「実践的」という言葉がふさわしいスタイルの映画制作の場となっています。
今回上映されるのは、第1期作品として制作された大森立嗣監督『2.11』、瀬々敬久監督『この森を通り抜ければ』、鈴木卓爾監督『ポッポー町の人々』、深作健太監督『胸が痛い』、山本政志監督『アルクニ物語』の5作品。閉塞感の中の衝動を感じさせる『2.11』、見えない恐怖の中で生きる人々を描いた『この森を通り抜ければ』、閉ざされた町での人間模様『ポッポー町の人々』、“どうしようもない”男女の恋愛物語『胸が痛い』、ブラックでシニカルな寓話『アルクニ物語』と、1作ごとに内容も様々、上映時間も30分未満の短編から1時間半近い長編まで、決め事なしに作られた個性豊かな作品群。
今回の上映では5作品を3つのプログラムにわけ、1日に3プログラム5作品を上映。全作品を1日で鑑賞することも、複数回に分けて鑑賞することも可能な、鑑賞しやすいプログラム編成となっています。
「シネマ☆インパクト」は、橋口亮輔監督、ヤン・イクチュン監督、山下敦弘監督、松江哲明監督、山本政志監督が講師をつとめた第2期作品も続々と完成しており、10月に開講する廣木隆一監督、熊切和嘉監督、いまおかしんじ監督、大根仁監督が講師をつとめる第3期の受講者が募集中。2期、3期作品とも劇場公開が予定されています。