フレッシュなキャストの共演で天使と少女の友情を描く『ソラから来た転校生』（５月18日公開）の完成披露試写会が４月13日にシネマート新宿で開催され、星名利華さん、溝口恵さん、桑野晃輔さん、西島顕人さんら出演者と近藤勇一監督が舞台あいさつをおこないました。
『ソラから来た転校生』は、仲間を探すため女子高生の姿で地上にやってきた天使・レイカと、文化祭に向けて映画を作ろうと奮闘する女子高生・マコトの出会いから始まる青春ファンタジー。
レイカ役の星名さんとマコト役の溝口さんはともに本格的な映画出演は初めて。舞台あいさつでも「ガクブルです(笑)」「ヤバイです(笑)」と緊張をのぞかせつつ、星名さんは「撮影の現場はスタッフさんもあたたかくてアットホームで、その雰囲気が作品に加わっていて、自分で観ていても心もあたたまりましたし、胸がキュンキュンしました」と、溝口さんは「「撮影が始まる前は緊張しっぱなしで、できあがるまでどうなのかわからない状態だったんですけど、できあがりを観ていたら安心しました」と、それぞれ映画の感想を述べ「撮影になると緊張しちゃうんですけど、恵ちゃんがいると癒し要素ですごくリラックスできました」（星名さん）、「（星名さんが）姉御肌なんで、利華についていっていました」（溝口さん）と撮影中の様子を話して仲の良さをうかがわせました。
そして、マコトの幼なじみの男子生徒・ターボを演じた桑野さんは「今年23なんですけど、まだ高校生できますかね？」と客席の笑いを誘いつつ「監督が打ち合わせのときからいろいろ話をして、ぼくら自身の性格をうまく役にあわせてくださったので、すごく自然体で挑めたかなと思っています」と役作りについてコメント。
謎めいた男子生徒・ミュートを演じた西島さんは「ミュートはすごいクールで、ぼくもすごくクールなんでやりやすかったですね」と振り返りましたが、近藤監督からすかさず「西島くんがクールな顔してセリフ間違えるんですよね、しかも第一声でね(笑)」と暴露され「はい、間違えました(笑)」と照れ笑いを見せました。
「ガクブル」な舞台あいさつに天使登場！『ソラから来た転校生』完成披露試写会
前列左より、溝口恵さん、星名利華さん、桑野晃輔さん、西島顕人さん、近藤勇一監督。後列左より、早乙女晴香さん、布施エレナさん、永瀬晴菜さん、果夏（かな）さん、菅登未男さん。
前列のメインキャスト４人は劇中の制服衣裳で、後列のキャストはやはり劇中に登場する天使の衣裳で登場
「キャストはもちろん、スタッフさんみんなとひとつの作品を作りあげることができて純粋にすごく嬉しかったし、この作品に出演できてよかったなと思いました」と瀬田レイカ役の星名利華さん
天野マコト役の溝口恵さんは、特技の新体操のリボンを劇中で披露。「実はリボンが一番苦手な手具なので“どうしよう？”という感じだったんですけど、監督さんたちがきれいに撮ってくれました」
「ターボは女の子と一緒のシーンが多かったので、女性キャストに嫌われないよううまく打ち解けていこうと考えていましたね(笑)」と、マコトの幼なじみ・ターボこと田島広志を演じた桑野晃輔さん
クールな男子生徒・ミュートこと音無和人を演じ「人間味をあまり出さないように心がけていました」という西島顕人さん。「初めての映画参加だったので、この現場で嬉しかったと思っています」
キャスト４人はたびたび笑いも飛び出すトークを繰り広げ、チームワークの良さを感じさせました。左より、星名利華さん、溝口恵さん、桑野晃輔さん、西島顕人さん
脚本も担当した近藤監督は、天使という題材について「出演者にお会いしたときに、瑞々しい感じ、初々しい感じがしましたので、その感じを活かすには王道的に“天使だ！”と考えました」と、キャストの魅力が発想のもとになっていることを明かしました。
そして、劇中でマコトが監督する映画で天使を演じる女子生徒役のキャスト４人と不思議なお爺ちゃん・梅爺（うめじい）役の菅登未男さんが劇中同様に天使の衣裳で舞台に登場、劇中さながらのファンタジックな雰囲気をもたらしました。
「演じてみるとうまくいかないところもあって、次に映画に出られるときはもっと演技の勉強をしてがんばりたいと思います」とポンチ役の早乙女晴香さん
「印象に残ったシーンはみんなで花火をやっているシーンで、いろいろな花火が用意されていて、とても撮影が楽しかったです」とケイ役の布施エレナさん
「みんなで天使の衣裳を着て、シャボン玉を使いながら撮影したシーンがとてもかわいらしくて、印象に残っています」とハルを演じた永瀬春菜さん
「レイカとマコトのうしろでワチャワチャしてるところで、大きな声を出さずに賑やかな感じを出すのが難しかったけど楽しい撮影でした」とナツ役の果夏さん
「こんなティーンエイジャーさんたちと仕事をさせていただいて、できるかなと心配でしたけど、どうにかついていけました」と梅爺役の菅登未男さん
「企画をいただいた段階で出演者と少しお話をして、そのとき感じたものがそのまま役に生きるというか、脚本を書く上で助けられましたね」と近藤勇一監督
今後の活躍が期待される若手キャストの魅力がたっぷりと詰まった『ソラから来た転校生』は、５月18日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開。公開時には、同じく星名利華さんと溝口恵さん主演・近藤勇一監督の短編『ネコヤドのハルとアキ』が同時上映されます。